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Galaxy Watch6シリーズ登場 FeliCa搭載 画面拡大・スリム化

サムスン電子は、スマートウォッチ「Galaxy Watch6」シリーズを発表した。「Galaxy Watch6」「Galaxy Watch6 Classic」の2つのラインが用意され、それぞれ2種類のサイズが用意される。カラーバリエーションを加えると合計8製品がラインナップされる。発売は9月以降。

ケースサイズは、「Galaxy Watch6」が40mmと44mm、「Galaxy Watch6 Classic」は43mmと47mmをラインナップする。Samsungオンラインショップで販売されるBluetooth+Wi-Fi版の価格は、「Galaxy Watch6」の40mmが50,160円~、44mmが55,200円~。「Galaxy Watch6 Classic」の43mmが66,960円、47mmが72,000円。

Galaxy Watch6シリーズは、Galaxy Watch史上最大という約1.5型/約1.3型の画面を搭載。常時表示に対応するたスーパーAMOLEDが搭載される。黒い縁の割合を減らし表示面積が拡大され操作性もアップする。本体の厚みは前シリーズよりさらに薄型化され装着感が向上。ワンクリックでバンドを交換できる機構を搭載する。

「Galaxy Watch6」40mm
「Galaxy Watch6」44mm
「Galaxy Watch6 Classic」43mm
「Galaxy Watch6 Classic」47mm

睡眠計測ではグラフを見やすくして直感的に把握できるようにしたほか、画面の明るさを調整するスリープモードを搭載。軽量で付け心地がよいファブリックバンドをラインナップする。エクササイズでは心拍数計測などを組み合わせパーソナルコーチングの精度が向上、体組成の計測もサポートする。なお、日本国内向けモデルは心電図、不整脈検知、血圧測定には非対応。

Galaxy Watch6シリーズでは、日本国内向けモデルにおいて、新たにFeliCaがサポートされる。Google ウォレットアプリと連携し、FeliCaとNFCを利用できる。

バッテリー駆動時間は常時表示オフで最大40時間、常時表示オンで最大30時間。

サムスン電子からはBluetooth+Wi-Fi版として「Galaxy Watch6」「Galaxy Watch6 Classic」の両方が販売される。

LTEもサポートする通信キャリア版も用意され、auとNTTドコモが「Galaxy Watch6」のLTE版を販売する。auは9月以降の、NTTドコモは11月以降の発売。

au
NTTドコモ

「Galaxy Watch6」「Galaxy Watch6 Classic」の搭載プロセッサーやメモリ、センサー、機能などは共通。プロセッサーにExynos W930 (Dual-Core/5nm) 1.4GHzが搭載され、OSはWear OS Powered by Samsung (Wear OS 4)となる。UIはOne UI 5 Watch。メモリは2GB、ストレージは16GB。WPCベースのワイヤレス急速充電に対応する。

サムスンバイオアクティブセンサー(光学心拍数+電気心信号+生体電気インピーダンス分析)のほか、温度/加速度/気圧/ジャイロ/地磁気/光の各センサーを搭載する。Bluetooth 5.3に対応。Wi-Fiは2.4GHz帯と5GHz帯をサポートする。測位衛星はGPS/Glonass/Beidou/Galileoを利用できる。

ケースはアルミニウム製。ディスプレイ表面ガラスはサファイアクリスタル。防水性能はIP68で、5気圧防水。耐久性ではMIL-STD-810Hに準拠する。連携するスマートフォンはAndroid 10以上。

「Galaxy Watch6」の40mmの大きさは、約38.8×40.4×9mm、44mmは約42.8×44.4×9mm。「Galaxy Watch6 Classic」の43mmの大きさは約42.5×42.5×10.9mm、47mmは約46.5×46.5×10.9mm。

待望のFeliCa対応、“睡眠スコア計測”にも注目

8月22日に開催されたサムスンの国内向け製品の発表会では、スタンダード版の「Galaxy Watch6」、回転ベゼルを搭載しひとまわり大型になる「Galaxy Watch6 Classic」が、それぞれ前モデルから順当に進化した様子が紹介された。

注目の機能として冒頭に紹介されたのは、睡眠計測機能。睡眠不足が仕事のパフォーマンス不足を招くという問題はさまざまな業界で課題として注目されるようになっており、Galaxy Watch6シリーズでも“睡眠スコア”を計測して分かりやすく表示、改善に役立てられるとする。スコアが低いとシカのイラストが、高いとライオンのイラストが表示されるといったように、親しみやすさも備えた。

寝ている時にも最適という軽快な付け心地のファブリックバンドを新たにラインナップ。Galaxy Watch6シリーズは付け替えがワンプッシュで可能な機構も新たに搭載したことで、シーンに応じた交換がより簡単になった。寝ている間も装着していると、いつ充電するのか? という疑問には、30分で40%まで充電できる仕様で、お風呂の間などスキマ時間で充電が可能としている。

FeliCaの搭載は、ユーザーからの要望が多く、待望の新機能として紹介される一方、詳細なサービスは「順次追加する」と案内されるにとどまった。

au、LTE版のラインナップ
ドコモ、LTE版のラインナップ
サムスンBluetooth版のラインナップ