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神戸駅前広場に大屋根や1千台超収容の地下タワー式駐輪場

再整備計画(鳥瞰パース)

神戸市は、神戸駅前広場の再整備デザインを発表。1,000台以上を収容できる地下タワー式駐輪場や、地下街の吹抜空間を覆う大屋根、駅前広場、バスロータリー、タクシーロータリーを整備・再編する。2026年春から順次使用開始予定。

現在、広場空間の多くを占めている駐輪場を広場の地下に集約。市内初の地下タワー式駐輪場を整備することで、広場空間の有効活用、駐輪場不足の解消、利用者の利便性向上を図る。地下タワー式駐輪場は5基で、収容台数は約1,100台。約260台収容の地下平面式駐輪場も整備する。

地下タワー式駐輪場の整備イメージ

バスロータリーやタクシーロータリーの再編および地下駐輪場の整備により創出された空間を、人のための広場として再整備。地下街の吹抜空間を覆う大屋根には木材を使用し、落ち着きがあり、温かみのある空間を創出するとともに、地域のシンボルと位置付けられる「湊川神社」や、1930年開業の「JR神戸駅舎(三代目)」と調和の取れたデザインとする。

再整備計画図
駅中央口からの眺望
大屋根軒下から湊川神社方面の眺望
大屋根軒下から湊川神社方面の眺望

スケジュールは、4月に神戸駅前地下駐輪場整備の事業者を募集し、8月下旬に決定。'26年春に地下タワー式駐輪場使用開始、'26年度から駅前広場の再編・リニューアル、'27年度から大屋根のリニューアルを行ない、'30年度に全面リニューアルを完了させる計画。なお、現神戸駅舎の開業は1930年で、2030年は開業100周年に当たる。

湊川神社方面の眺望