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JR四国、QRコード改札導入 切符アプリ「スマえき」で対応

JR四国は、チケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」(スマえき)を3月29日にアップデート。アプリ上の切符券面にQRコードを表示する機能を追加するとともに、高松駅と高知駅にQRコードをかざすことで通過できる「スマえき専用改札機」を設置する。サービス開始は4月1日。

スマえきは、「スマホできっぷが買える! 列車に乗れる!」がキャッチコピーのチケットアプリ。対象となるきっぷ等を、窓口や券売機を使用することなくアプリ上から購入できる。乗車時には、アプリの券面を係員に提示する。

アップデートでは、アプリの券面にQRコードを設け、QRコードを専用改札機にかざすことでスムーズに改札を通過できるようになる。利用時は有人改札と同様、入場・出場に関わらず、有効なきっぷの「使用中」もしくは「入場中」画面をかざす。

高松駅のスマえき専用改札機(左)と利用イメージ(右)

そのほかバージョンアップで、通学定期券購入や代理購入、マイ駅などの機能を追加する。

通学定期券購入については、必要書類の画像をアップロードできる機能を設けることで対応した。これにより、駅窓口等で手続きすることなくアプリから購入できる。

通学証明書アップロード画面

代理購入は、事前に決済者と利用者のアカウントを連携することで、決済者のアプリから、利用者のアカウントに向けて、代わりにきっぷ購入ができる機能。マイ駅は、普段利用する駅の時刻表や列車走行位置情報に素早くアクセスできる機能。

代理購入イメージ
「マイ駅」登録機能

また、スマえきでの販売対象券種を拡大。JR四国管内(児島駅を除く)相互および土佐くろしお鉄道会社線にまたがる「任意の区間」できっぷを購入できる。

新たに販売対象とする券種は、「普通乗車券(片道)」「自由席特急券」「定期乗車券 1・3・6箇月(通勤用、通学用:大学・高校・中学)」「快てーき 1・3・6箇月(通勤用、通学用:大学・高校・中学)」。これらの券種のスマえきで利用できる区間は、JR四国管内(児島駅を除く)の各駅相互間、JR四国管内(児島駅を除く)の各駅と土佐くろしお鉄道会社線の各駅とのまたがり区間。

きっぷ画面イメージ(通学用定期券)

なお、定期券については上記区間中、各駅から営業キロ100km以内の各駅相互、快てーきについては上記区間中、各駅から営業キロ200km以内の各駅相互に限る。