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森永、愛犬と一緒にたべる"おやつ"発売 ムーンライトやアイスボックス
2026年2月19日 20:10
森永製菓は、「ひと」と「ペット」が同じおやつを一緒に楽しむという食体験を提案する「ひととペットプロジェクト」の第一弾として、飼い主と愛犬が一緒に食べることができるおやつ全7製品を3月3日に発売する。価格は356円~540円。
発売されるのは、「ミニムーンライトwithドッグ」(356円)、「ワンゼリースティックwithドッグ<りんご味>」(537円)、「ワンゼリースティックwithドッグ<ヨーグルト味>」(537円)、「ワンゼリーパウチwithドッグ<りんご味>」(378円)、「ワンゼリーパウチwithドッグ<ヨーグルト味>」(378円)、「アイスボックスwithドッグ<和梨>」(432円)、「冷凍ホットケーキwithドッグ」(540円)の7製品。
近年、国内外でペットを家族の一員と捉える「ペットヒューマニゼーション」が進んでおり、これにともないペット市場も成長している。この流れを受け同社は、「人」だけでなく「ペット」にも食の対象を広げ、人と愛犬が一緒に食べられるおやつを開発した。
プロジェクトは、ペット向けおやつを出すこと自体が目的ではなく、人と犬が「同じおやつを一緒に食べる」ことで、食の時間を共有し、双方の幸福感・笑顔を増やすという食習慣(体験価値)を提案するもの。「おいしさ」を愛犬と分かち合うことで、日常のコミュニケーションや関係性が深まる切っ掛けを作るという。
森永では、「ひとと愛犬」が一緒におやつを食べることが、「それは本当に愛犬にとってうれしいことか?」という根本的な問いから商品開発をスタート。東京農業大学 増田教授の協力のもと調査を実施した結果、同じ体験を共有することは、「愛犬」にも「ひと」にも非常に好意的に受け止められることが確認できたという。
特に、人と同じものを愛犬が一緒に食べるという行為において、普段人が食べているものも何でも食べたがるようになってしまうのではないか、という懸念があったが、増田教授によれば、実際にはそうした行動の変化はなかったという。
森永は125年以上にわたり「ひと」にとって安全・安心な商品を作る製造技術で“おいしさ”を追求してきた。新商品では、そのものづくり基盤を活かしながら、愛犬に関する専門知見を持つパートナーと連携することで、「ひと」と「愛犬」の双方にとっての“おいしさ”と“安全・安心”の両立を図っている。
特にペットフードは法規・表示ルールが人間向けの食品と異なることから、「人間用と同等の衛生・安全基準」で製造。安心を前面にした設計をした。また、「人に安全」なことは「犬にも安全」とはならないことから、原料選定、栄養設計などすべてを再検討している。そのうえで、愛犬にとっての食べやすさや心地よい食感、適切な味などを追求し、検証を重ねて開発している。
開発に協力したのは、森永乳業のペットフード子会社である森乳サンワールドと、アニコム損害保険。アニコム損害保険は、愛犬の健康データ分析に基づく知見提供や商品コンセプト設計について、「ワンゼリースティックwithドッグ」「ワンゼリーパウチwithドッグ」の開発に協力している。
会場では、森永製菓代表取締役会長CEOの太田英二郎氏も愛犬「のの」ちゃんとともに登壇し、「人とペットの家族が同時に驚き、笑顔になれる世界をつくりたい」「これは単なる新商品の発売ではなく、関係性をより幸せなものへ進化させる提案」と述べ、その意義を強調した。
販売は、森永ダイレクトストアのほか、一部ECサイト、首都圏の一部スーパー、コンビニ、ペット専門店、ホームセンターなどで行なう。
人間用となんら変わらない味と食感
会場では実際にフードを試食することができたが、あえて言われない限りはまず人間用の食べ物と違いは分からない味と食感を実現していると感じた。筆者も実際に犬を飼っていて、市販されているペット用クッキーなどを少し食べたことはあるが、それらは人間が普段犬と一緒に食べようと思うような味ではなかった。そもそもニオイからして人間用のものとは違うものが多い。
今回開発された商品は、既存の森永製品ブランドを愛犬用に最適化するという作り方をしている。たとえばクッキーの「ミニムーンライトwithドッグ」は、味も香りもほぼほぼムーンライトクッキーのような印象で、「アイスボックスwithドッグ」も、おなじみ「アイスボックス」の氷の食感と風味そのままに感じた。実際人間用と直接食べ比べれば違いはあるのかもしれないが、何も言わずに出されたら気がつかないのではないだろうか。
これまで、人と同じ食べ物を食べるのは、犬にはあまり良くないこととされる場合が多かったが、こうした製品の登場によって、この認識も変わっていくのかもしれない。なにより、人間がおいしいと思えるものを、犬と一緒に食べられることに価値を感じた。


















