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蔵前の大型複合開発は「蔵前JPテラス」 大型屋上庭園も

日本郵政不動産は、東京都台東区蔵前一丁目に所在する1.4万m2の敷地で推進している大型複合開発の開発街区全体の名称を「蔵前JPテラス」、ライオンの本社となるオフィス棟の建物名称を「JPライオンビルディング」に決定した。全体竣工は2023年3月を予定している。

「蔵前JPテラス」は、13階建てのオフィスビル「JPライオンビルディング」、23階建ての住宅棟、9階建ての物流棟から構成される複合開発街区。

多様な用途がつながる交流の場として、開発コンセプトは「ここから、暮らしにたくさんの笑顔を Let’s live with smiles!」。広大な屋上庭園や緑豊かな蔵前の小径をイメージし、ゆかりのある「蔵」のシルエットをモチーフにしたシンボルマークも決定した。

蔵前JPテラスの物流棟 9階にはテニスコート11面半分の屋上庭園を配置。四季折々の花々や果樹、ハーブなどを配し、都心の中で緑の庭園を楽しめるという。屋上庭園の南側には、菜園を配置。個別に貸出しする貸し菜園(32区画)とワークショップ形式で楽しむシェア菜園を用意し、都心の中で、土とふれあい、収穫の喜びを体験する機会を提供するという。

敷地西側の敷地内通路は、蔵をモチーフとした「蔵エントランス」などデザインコンセプト「蔵前モダン」を表現した「蔵前の小径」。小径は緑豊かな憩いのスペースとしている。

住宅棟の3階には認可保育園の「にじいろ保育園蔵前」が2023年4月に開園するほか、JPライオンビルディング 1階にはベーカリー「TRASPARENTE La Cartolina」が入居。「くらまえ橋郵便局」は、先行して敷地内JPライオンビルディング1階に移転し、12月5日から開業している。

住宅等は、9階~17階が高齢者住宅「ブランシエール蔵前」。自立型124戸、介護型30戸で'23年5月に入居開始予定。18~23階は賃貸住宅「JP noie蔵前」で、'23年4月から入居開始する。合計128戸。