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東京駅前「Torch Tower」にウルトララクジュアリーホテル

提供:三菱地所設計

三菱地所と東京センチュリーは、東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower」高層部のホテルにウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」を誘致することを発表した。開業は2028年度予定。

TOKYO TORCH街区は「常盤橋タワー」と「Torch Tower」の2棟を中心とした街区で、地上38階・地下5階、高さ約212mの常盤橋タワーは'21年7月に開業している。Torch Towerは2027年度竣工予定で、地上62階・地下4階、高さ約390mの規模となる。所在地は東京都千代田区大手町2丁目、中央区八重洲1丁目。

今回発表となったホテルは、日本一の高さとなるTorch Towerの300m超の高層部の53階から58階で展開する計画で、東京湾や都市の夜景、都心の杜から富士山までを一望できるという。ホテル延床面積は約21,400m2、客室数は110室予定。

提供:三菱地所設計

Dorchester Collectionは、ロンドン、パリ、ミラノ、ローマ、ロサンゼルスの5都市で、9つのホテルを有するウルトララグジュアリーホテルブランド。2023年には中東エリア初のホテル「The Lana, Dubai」がオープンする。

THE DORCHESTER(London) 提供:Dorchester Collection

いずれのホテルも、その土地の文化や歴史に根差した個性を持っていることが特徴。Torch Towerにオープンするホテルでは、Dorchester Collectionにとってアジア初進出となり、日本の“おもてなし”と、Dorchester Collectionが培ってきたホスピタリティを掛け合わせた、唯一無二の体験を提供するとしている。

エントランス イメージ 提供:Dorchester Collection
メインロビーイメージ 提供:Dorchester Collection

TOKYO TORCHは、日本・東京の玄関口として「都心観光の核」となることを目指しており、ホテルをその重要な構成要素の1つと位置付ける。共用施設として、ロビーラウンジ、オールデイダイニング、スペシャリティレストラン、バンケット、フィットネスジム、スパ、プールを備え、55階に位置するホテルロビー「SKY HILL」をホテルと街のシンボルとし、「ここにしかない体験」の提供を目指す。

SKY HILL イメージ 提供:三菱地所設計

54階に設置予定のプール、スパは、南西方向の眺望を活かす。客室は56階から58階に設置予定で、デザインなど具体的には今後の検討となる。

59階と60階にはホテルとは別に、約50室の賃貸レジデンスを計画しており、ホテルとのサービス連携による、ここでしか味わえない住環境の提供を目指す。

左から、東京センチュリー 執行役員副社長 中居陽一郎氏、三菱地所 執行役社長 吉田淳一氏、Dorchester Collection CEO クリストファー・カウドレー氏