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noteが新サービス「メンバーシップ」。“書かない人”も収益化

noteは、新機能「メンバーシップ」を13日から開始する。メンバーシップは、noteのクリエイターが、月額制サブスクリプション方式でファンや仲間から支援を受けられるようになるもので、クリエイターが支援者と交流できるコミュニティ/ファンクラブを運営したり、作品や活動の裏側を会員だけに公開する、といったことが可能になる。

13日からは、漫画家、ジャーナリスト、料理家、動画クリエイター、写真家、団体(相撲部屋)、経営者、小売店、アスリートなど、各方面で活躍するクリエイターのメンバーシップがスタートする。

13日時点で約3,000件のメンバーシップが開設されており、参加者は、漫画家・かっぴーさん、経済ジャーナリスト・後藤達也さんなど。

メンバーシップ活用例

▼漫画家・かっぴーさん
大人気連載『左ききのエレン』をメンバーシップ参加者限定で公開

▼経済ジャーナリスト・後藤達也さん
経済をわかりやすく伝える記事の限定配信、金融のおもしろさを探る学びのコミュニティ運営

▼料理家・奥薗壽子さん
ご自身のYouTubeと連動したレシピや料理エッセイを公開して、料理コミュニティを運営

▼コマ撮りアニメーター・篠𠩤健太さん
日記やメイキングなど裏話の公開、オンライン交流会

▼写真家・横田裕市さん
遠征のお土産話、撮影秘話などのオンライントークを開催。オフ会のフォトウォークも計画中

▼日本相撲協会・木瀬部屋
力士の稽古風景、部屋の日常、ちゃんこレシピ、相撲の深堀り解説や番付表の提供を予定

▼人気店「肉山」代表・光山英明さん
お店づくりのヒントの発信、参加者同士での飲食店経営における事例共有、オフ会などを実施

▼奈良の手芸用品店・あみもの工房Sheeplさん
オンラインでの編み会や交流、新商品の先行販売などを参加者に提供

▼ラグビー選手・岸岡智樹さん
プレーの解説や思考を載せた有料記事の配布、Slackでのオンライン交流、月1のオフ会で交流

noteには、これまでも毎月メンバー限定で記事を届けられる「定期購読」、コミュニティ機能をそなえた「サークル」などの機能を備えていたが、定期購読は基本的に「記事」(テキスト)のみ、サークルはコミュニティに振ったサービスになっていた。メンバーシップは記事やコミュニティなどの会員サービスを包括的に提供できる新たな仕組みとして、サークルを拡張したもの。記事を“書かない”人も、コミュニティからの支援を受けられるようになる。

クリエイターは、有料で自身を支援する人を募り、noteはその収益から売上に対するプラットフォーム利用料10%を徴収する。なお、メンバーシップの開始には、noteによる審査を通過する必要がある。

noteでは、メンバーシップの開始を記念して、クリエイター向けに「手数料0円キャンペーン」を実施。13日から、noteメンバーシップの流通総額が1億円を超えた翌日までの利用者を対象に、クリエイターの手数料を0円とする。