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富山駅至近に複合ビル「Dタワー富山」。県最大の基準階面積

大和ハウス工業は6月8日、富山県最大の基準階面積を誇る複合テナントビル「(仮称)Dタワー富山」を着工する。富山駅から徒歩3分の立地で、7階建て、最高高さ47.21m。2024年3月12日竣工予定。

富山市では2001年から2020年まで新規のテナントビル供給がなく、築30年以上のビルが7割を占めており、設備の老朽化が進んでいるという。そういった中で大和ハウス工業は、「富山駅路面電車南北接続事業」や路面電車の新駅開設などで賑わい創出が進む富山駅北側において、オフィスや商業施設からなるDタワー富山を開発する。

オフィスは2階から7階、商業施設は1階。オフィススペースは、テナント企業の要望に合わせて最小約90m2から最大約1,800m2までの区画に約50社が入居可能。2階には働き方に合わせたオフィス環境を整備するため、休憩スペースや会議室、自席以外でPC作業や書類のチェックなどの仕事をできるスペース「タッチダウンオフィス」を設ける。

商業施設スペースには、飲食・物販など約5店舗の入居を予定する。

所在地は富山県富山市牛島町109-3。富山市が2019年7月に募集した「中規模ホール整備官民連携事業」において富山市体育館跡地に整備される中規模ホールの余剰地を大和ハウス工業が購入し、民間付帯事業として開発する。敷地面積は4,000m2、建築面積は2,793.43m2、延床面積は16,829.82m2。総事業費は約80億円。