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阪神電車、回数券販売終了。ICOCAにポイント付与

阪神電車(画像出典:阪神電気鉄道)

阪神電気鉄道は、9月30日をもって回数乗車券(回数券)の発売を終了する。同社線での交通系ICカードの利用増加と、回数券の利用減少が理由。あわせて9月1日から、ICOCAで同一運賃区間を複数回利用し条件を満たすと、ポイントを付与するサービスを開始する。

販売を終了する回数券は、阪神線・神戸高速線の回数券と、他社連絡の回数券。通学用割引回数券、往復乗車券も発売を終了する。他社が発売した阪神線への連絡回数券は引き続き利用できる。また身体・知的障害者用特別割引回数券は発売を継続する。いずれの回数券も、販売終了後、券面記載の有効期間満了までは利用可能。

また、阪急電鉄と実施している、互いの回数券を共通利用できる「阪急阪神回数券引き換えサービス」は、9月30日をもって両社ともサービスを終了する。

回数券の販売終了に伴い、PiTaPaでの利用回数割引に加え、ICOCAへのポイント付与サービスを開始し、ICカードの利便性を向上させる。月初から月末の1カ月間に、同一運賃区間を所定回数以上利用すると、ポイントが付与されICOCAにチャージできる。大人・小児用ICOCAに対応し、阪神全線を対象路線とする。詳細は、夏頃をめどに改めて発表するとしている。