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JR西、時差通勤でポイントが貰える「ICOCAでジサポ」。4月スタート

JR西日本は、時差通勤でICOCAポイントが貯まる新サービス「ICOCAでジサポ」を4月からスタートする。'20年12月に発表していたが、時間やポイント加算の詳細のほか、サービス名称が決定した。

ICOCA定期券を使い、平日朝の9時15分から10時30分の間に着駅を出場した場合に、ポイントを付与するサービス。ポイントは1回ごとに20ポイント。加えて、毎月、10回、15回の時差通勤の利用でそれぞれ30ポイント加算し、「ポイントを楽しく貯めながら時差通勤」を目指す。

対象となる発駅は、対象着駅からICOCA定期券を発売できる範囲の駅。実際には約100km圏内の利用が大半だが広めに設定した。

着駅での出場は、平日朝の9時15分から10時30分の間。JRから他の交通機関に乗り換えても、10時ごろに出社できる時間帯とし、時差通勤を利用しやすくなるように、当初計画より設定時間を拡大した。

時差通勤を身近に感じ、気軽に参加してほしいという狙いで、ポイントサービス名称を「ICOCAでジサポ」に決定。駅や車内で広く告知展開する。また、同社の「WESTER」会員のジサポ利用者は、駅の店舗などで利用できるクーポンも配信予定。

なお、JR東日本もSuica定期券を対象に時差通勤を促す「オフピークポイントサービス」を3月15日から開始する。

また、JR西日本ではICOCAのサービスを充実。紙からICカードへの転換を加速する。

既存サービスのICOCAによる「利用回数ポイント」はポイント内容の拡充を検討中。また、エリアの拡大のほかにも、在来線のICOCA定期券で新幹線の自由席に乗車できるサービスを3月から開始する。地域鉄道や路線バスなどへの展開も強化する。