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大阪梅田ツインタワーズ・サウスが全面開業

高層階が竣工し全面開業する「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」

阪神電気鉄道と阪急電鉄は、大阪梅田ツインタワーズ・サウスが全体竣工を迎えたと発表した。3月24日からは高層部分にオフィスゾーンが開業し、全面開業する。またこれに伴い、近接する阪急うめだ本店が入居するビルは4月1日から「大阪梅田ツインタワーズ・ノース」に改称、両ビルをあわせて「大阪梅田ツインタワーズ」と総称する。

大阪で「梅田1丁目1番地計画」として実施されていた、大阪神ビルディングと新阪急ビルの建替計画が完了、大阪梅田ツインタワーズ・サウスとして2月25日に全体竣工した。地下3階、地上38階で、百貨店、オフィス、カンファレンスホール「梅田サウスホール」などを備える。

3月24日に開業する高層階(11~38階)のオフィスゾーンの入居テナントには、ダイキン工業、東洋紡、エイチ・ツー・オー・リテイリングなどが決定している。12階には入居企業のオフィスワーカー専用のサポートフロア「WELLCO」が設置され、健康的な食事のカフェや、ミーティング・個人ワークが行なえるスペース、フィットネスなどの機能が提供される。また緑の多い屋上広場など共用空間を整備するほか、照明や空調も工夫し、健康増進や疲労・ストレス軽減、作業効率の向上を意識した環境が用意される。

省エネや環境配慮の設備も充実させたほか、2022年4月からは大阪梅田ツインタワーズ・ノース/サウスの両ビルにて、共用部とオフィス専有部で使用する全電力をCO2フリーの再生可能エネルギー由来の電力に切り替える。このほか感染症対策の一環として混雑監視システムを導入、入居企業に情報が提供され、密を避けた施設の利用が可能。一部シャトルエレベーターは非接触ボタンを採用、空気清浄機が設置される。

地下2階~地上9階は部分開業していた百貨店ゾーンで、阪神梅田本店が営業中。4月6日にグランドオープンとなる。

大阪梅田ツインタワーズ・サウスの規模は、敷地面積が約12,200m2、延床面積が約260,000m2、高さは約190m。