ニュース

キャリアメール、回線解約後も引き継ぎ可能に。ドコモとauが月330円

携帯電話事業者が展開するメールアドレス、いわゆるキャリアメールの持ち運びを可能にするサービスをNTTドコモとKDDIがスタートする。これまで携帯電話会社を乗り換える場合、メールアドレスは引き継げなかったが、一定の費用を支払うことで引き継いで利用可能になる。

ドコモメール持ち運び

NTTドコモは、ドコモの回線契約がなくなったあとでも、ドコモのメールアドレスを継続して利用できる「ドコモメール持ち運び」を12月16日から開始する。利用料金は1メールアドレスあたり月額330円。

料金プランを「ahamo」へ変更した場合でも、「ドコモメール」のサービスとメールアドレスを継続して利用できる。受付チャネルは、ドコモショップ店頭、Web(My docomo、ahamoサイト)。なお、ドコモ回線解約日から31日を超過すると、ドコモメール持ち運びの手続きはできない。

提供条件は、MNP・解約の場合は、「MNPまたは回線解約後31日以内であること」「回線契約にもとづき発行したdアカウントを持っていること」「回線契約名義が個人であること」。

ahamoへプラン変更の場合は、「ahamoへのプラン変更と同時の申込みであること」「ドコモ回線を契約中であること(ahamoへプラン変更前であること)」「回線契約にもとづき発行したdアカウントを持っていること」「回線契約名義が個人であること」。

auメール持ち運び

KDDIと沖縄セルラーは、12月20日からauのメールアドレスを「UQ mobile」や「povo」、他通信事業者に移行後も利用可能なサービス「auメール持ち運び」を開始する。月額料金は330円で、ドコモと同様に、auを解約後31日以内に同サービスに申込みする必要がある。

auメール持ち運びにより、UQ mobileやpovo、他通信事業者に移行後もauのメールアドレス( @au.com / @ezweb.ne.jp )を継続して利用できる。また、迷惑メールフィルターなどの機能にも対応する。

申し込みには、au回線契約にもとづき発行されたau IDが必要。メールの利用は、Androidは「auメールアプリ」から、iPhoneは標準のメールアプリから行なえる。