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Gmail、Gemini 3で大型アップデート 「AIによる概要」や「AI受信箱」
2026年1月9日 09:15
Googleは8日(米国時間)、「Gmail」にGemini 3のAIを活用した大型アップデートを発表した。能動的な受信トレイとなる「AI Inbox」や「AIによる概要(AI Overviews)」などの新機能を順次導入する。多くの機能は米国のGmailユーザーでGoogle AI Pro/Ultra加入者向けに提供を開始し、英語版からスタート。今後数カ月で言語・地域を拡大予定。
Gmailユーザーの「受信トレイ」には多くの情報が蓄積されている。一方、それを引き出すには検索スキルが求められ、適切なメールを見つけた後も、メッセージのリストから、テキストを掘り下げて答えを組み立てる必要があった。
新たに、Google 検索と同様にGeminiを使った「AIによる概要」をGmailに導入し、AI要約により、答えをすぐに見つけやすくする。返信が数十件あるメールを開くと、Gmailが会話全体を要点をまとめた簡潔な要約に統合する。
また、受信トレイに質問すると、Geminiが回答を含むシンプルなAI概要を生成。キーワードを探したり1年分のメールを掘り下げたりする代わりに、「昨年バスルーム改修の見積もりをくれた配管工は誰でしたか?」といった質問を行なうだけで、Geminiの推論機能により回答を抽出し、必要な詳細を瞬時に要約する。
AIによる概要による会話サマリーは8日から全員に無償で提供開始。AIによる概要を用いたメールボックスへの質問機能は、有料のGoogle AI ProとUltra加入者のみが対象となる。
さらに8日から、「Help Me Write」でメールの推敲や新規作成が可能になる。会話の文脈から、ユーザーの書き方に合ったワンクリック返信を提案する新機能「提案返信」(Smart Repliesのアップデート版)も追加される。
例えば、家族集まりの調整中に叔母から「パイではなくケーキを持参すべきか」と返信があった場合、提案返信がユーザーらしい口調や文体で即座に返信下書きを作成。承認前に調整できるほか、「校正」で高度な文法・口調・スタイルチェックを実施し、送信前に適した表現に仕上げられる。
「Help Me Write」と「提案返信」は全員に無料で提供。「校正」機能はGoogle AI ProおよびUltra契約者が利用可能となる。2月には、他のGoogleアプリからの文脈情報を活用し、「Help Me Write」のパーソナライゼーション機能を強化する。
さらに、最も重要な情報を見逃さない「AI Inbox」にも対応。AI Inboxは、受信箱から不要な情報をフィルタリングし、最も重要なことに集中できるようにする。やるべきことをハイライトし、重要な情報だけをキャッチアップできるようにする。
優先順位付けを支援し、頻繁にメールをやり取りする相手、連絡先リストに登録されている人物、メッセージ内容から推測できる関係性などのシグナルに基づいて、VIPを特定する。例えば、明日の支払い期限や歯科予約リマインダーなど、高優先度の事項が最上位に表示される。AI Inboxは、一般提供前に、テスター向けのアクセスから開始する。



