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ミクシィ、11.5億円で「FC東京」を子会社化

ミクシィは、Jリーグの「FC東京」を運営する東京フットボールクラブの第三者割当増資を引き受け、子会社化すると発表した。今後、11月25日のJリーグ理事会の承認と、12月10日の東京フットボールクラブの臨時株主総会での承認を経て正式決定される。

ミクシィは、2018年からFC東京のスポンサー・少額株主として活動、2019年からはマーケティングパートナーとして支援を行ない、一定の成果を残している。一方、2020年と2021年シーズンはコロナ禍の影響が大きく、FC東京のの入場料収入が大きく減収。主要株主や関係者で協議を続けた結果、ミクシィが第三者割当増資を引き受ける形になった。これまでの主要株主の力も合わせながら、クラブの発展に貢献していくとしている。

ミクシィでは今後について、「これまでのクラブの伝統、歴史を尊重しながらも、当社がもつDX、ファンコミュニティ、プロモーション、ファンイベント、SNS活用、CSR活動などの経営ノウハウをプラスし、よりファンやサポーターに愛され、挑戦していくFC東京の発展をサポートしてまいります」と表明している。

ミクシィが保有する東京フットボールクラブの株式はこれまで1,000株(議決権所有割合は4.2%)だったが、23,000株の発行を1株5万円、計11.5億円で引き受ける。これにより保有株式は24,000株、議決権所有割合は51.3%になる見込み。