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サイバーエージェントがプロサッカー「FC町田ゼルビア」買収。J1を目指す

サイバーエージェントが、Jリーグクラブ「FC町田ゼルビア」の運営に乗り出す。FC町田ゼルビアを運営するゼルビアが第三者割当増資にて発行する株式をサイバーエージェントが引受、同社グループ内でFC町田ゼルビアを運営する。増資総額は11.48億円でサイバーエージェントの持分は80%となる。

サイバーエージェントグループの一員としてグループシナジーを活かすことで、J1ライセンスの取得とJリーグのトップクラブへの成長を目指すという。

FC町田ゼルビアは、東京・町田市をホームタウンに、地域に根付いたクラブ運営を行なっており、2018シーズンにおいてはJ2初優勝を目指し、首位争いを繰り広げている。1977年の少年サッカーチーム結成からその歴史をスタートさせたクラブで、「町田に生まれ、町田で育ち、町田から世界へ」という理念のもと、ジュニアユース(U15)、ユース(U18)を結成、1989年にトップチームが結成されたという、地域・市民が作り上げたサッカークラブ。

サイバーエージェントは、「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンに、人材を会社の競争力ととらえ、人材の採用・育成・活性化に力を入れることで、インターネットの領域で常に新規事業を生みだしている。同社ではゼルビアと、「人材育成」という点で、親和性が高く、共に理念に共感したことから、FC町田ゼルビアのサイバーエージェントグループ参画について合意したという。

FC町田ゼルビアが創設時より培ってきたクラブ理念を尊重しながら、サイバーエージェントグループのインターネットサービスを通じて、FC町田ゼルビアサポーターへの情報提供やサービスの充実、新たなサポーター層の獲得を図るとともに、早期のJ1ライセンス取得を目標に、必要となるインフラ整備へと着手。「東京・町田発世界に通じるビッグクラブへの成長を両者の共通目標として目指す」としている。

なおゼルビアの運営は、大友健寿社長が継続して社長を務め、今後も東京・町田におけるスポーツ文化の振興や地域経済の発展に貢献し、東京・町田発のビッグクラブへの成長を目指す。