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フードデリバリー大手「DoorDash」が「Wolt」買収。サービスは変更なし

フードデリバリー大手の「DoorDash(ドアダッシュ)」が同じくデリバリー大手の「Wolt(ウォルト)」を買収する。米国の最大手DoorDashがフィンランドのWoltを買収する形となり、取引額は約70億ユーロ。買収完了は2022年度上半期を予定している。

DoorDashとWoltは、各地域の商品・サービスとユーザーを結ぶローカルコマース・グローバルプラットフォームを構築。加盟店の収益拡大や、配達パートナーに対し、収益の機会を提供する。

DoorDashのトニー・シューCEOは「デジタル時代にローカルコマースのためのグローバルプラットフォームを構築するチャンス。Woltと手を組むことで、人材の層が厚くなり、米国への注力を高めつつ国際的な成長を加速させる」としている。

Wolt共同創業者のミキ・クーシCEOは、トニー・シューのもとDoorDash Internationalを率いることとなり、国際的な規模の拡大、製品開発の加速、投資効率の向上を目指す。

なお、Woltの利用者やレストラン、配達パートナーなどについては、現在利用しているサービスからの変更はない。現在展開している日本を含む23カ国において、これまでと同じWoltの企業名で同じプロダクトとチームで運営していく。