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ソフトバンクの5Gホームルーター、5G専用設備の「5G SA」で提供開始

Airターミナル5

ソフトバンクは、スタンドアローン方式による5Gの商用サービスを開始した。対応機種としてSoftBank Airの新機種「Airターミナル5」の提供が開始されている。

Airターミナル5は、スタンドアローン(SA)方式による5Gの商用サービス(5G SA)に対応。従来の5Gは4Gのコア設備に5G基地局を組み合わせたノンスタンドアローン方式(5G NSA)だったところを、5G専用のコア設備に5G基地局を組み合わせた最先端技術を用いる方式でサービスを提供、これにAirターミナル5が対応する。周波数は5G(Sub6)のn77として3.7GHz帯と3.4GHz帯を使用する。

5G SAでは、5Gの特徴である超高速・大容量、超低遅延、多数同時接続といった通信を実現できるほか、仮想的に分割するネットワークスライシングや、企業向けのプライベート5Gなど高度な通信機能も提供できる。さらにソフトバンクが提供する5G SAでは、OS上に独立空間を形成する「コンテナ」をベースとしたアプリケーションがクラウド基盤上で稼働、迅速な容量拡張や新サービスの提供も可能になるとしている。

ソフトバンクでは今後、「Airターミナル5」への導入をはじめとした、5G SAの特徴を生かしたサービスを順次展開、関連パートナーとも連携して発展に取り組んでいく。

Airターミナル5は9月に発表済み。5G対応のホームルーターで、インターネット側の下りの通信速度は5Gで最大2.1Gbps、4Gで最大838Mbps。家庭側はWi-Fi 6に対応(IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax)する。