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群馬県、ワクチン2回接種の若者1名に“クルマ”をプレゼント

群馬県は、若い世代への新型コロナワクチン接種促進に向け、抽選でクルマや県内旅行券をプレゼントする事業を実施する。ワクチン接種を2回受けた20~30代の抽選1名に「SUBARU XV」をプレゼントする。

8月5日時点で、群馬県におけるワクチン接種数は20代が1回接種18.1%、2回接種3.6%、30代が1回接種19.6%、2回接種4.4%と全県民に対する2回目接種率の31.34%と比較して進捗が遅い。高齢者を先行したため若い世代に行き渡っていないという事情はあるが、若い世代ではワクチン接種への忌避感が強いという。

一方、直近一カ月の新規感染者数は、20~30代が49%と半数近くを占める。そのため若い世代向けのワクチン接種の推進に向け、ワクチン接種を接種した20~30代のインセンティブを用意する。

具体的には2回接種した20~30代の抽選で1名に、スバルのクルマ「SUBARU XV」(1.6i Eye Sight)をプレゼントする。また、100名に県内旅行券5万円分、250名に県内旅行券2万円分を抽選で進呈する。

対象は、9月末までに2回のワクチン接種を終えた20~30代の群馬県民。すでに接種を受けた人、職域で受けた人なども対象となる。

山本一太群馬県知事は、「ポイント付与や買い物支援などいろいろな選択肢を検討した。ただ、すぐにできるもので、簡単に現金に換金できないもの、若者の行動力なども考えた。特典を付与するのであれば、群馬県の魅力を改めて感じていただけるものにしたいなど議論した。タイムリーに1,000万円の予算で、迅速に実施して若者の接種が高まるのであれば意味があるのではないか」と説明した。

なお、群馬県はの8月6日の新規感染者数は120人。8月8日からまん延防止重点措置の適用地域となる。

20210806山本一太群馬県知事定例記者会見