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ゼニス クロノマスター オリジナル、伝説的モデルを復刻

ゼニス クロノマスター オリジナル(03.3200.3600/69.M3200)、103万4,000円

LVMH ウォッチ・ジュエリージャパンは、腕時計ブランド「ゼニス」の新作「クロノマスター オリジナル」を発表した。機械式の腕時計で、価格は968,000円~220万円。

ゼニスが1969年に発売した腕時計「A386」は、自動巻きのクロノグラフムーブメント「エル・プリメロ」を搭載。このムーブメントは、50年が経過した今も自動巻きクロノグラフムーブメントの精度のリファレンスになっている。またクロノグラフカウンターが3色に分けられたダイヤルデザインを含めて、A386はゼニスの象徴的なモデルになっている。50周年にあたる2019年には、細部まで忠実に復刻した限定モデルも発売している。

1969年に発売したA386

今回発表の「クロノマスター オリジナル」は、A386を復刻するデザインを採用しながら、細部を先進的にしたのが特徴。限定モデルではなくレギュラーモデルとして展開される。

クラシックなクロノグラフの見た目を踏襲する一方、ムーブメントは最新の「エル・プリメロ 3600」を搭載しており、その特徴である1/10秒を計測できる性能を反映して、ダイヤルの外周にはタキメーターではなく1/10秒を計測するクロノグラフスケールが採用されている。

クロノマスター オリジナル(03.3200.3600/69.C902)、968,000円

このほか具体的には、オリジナルのA386の要素として、ケース径38mmのステンレススチール製ケース、ドーム型の風防、ポンプ型クロノグラフボタン、ファセット加工のラグ、放射状に広がるブラッシュ仕上げとポリッシュ仕上げが混在した表面加工などを継承する。クロノグラフカウンターの配色や日付窓、赤いクロノグラフ秒針などの特徴も引き継いでいる。

一方で、クロノグラフ秒針はオリジナルのパドル型からレッドラッカー仕上げの直線的な針に変更、瞬時に1/10秒を正確に読み取れるようにした。ゼニスのロゴは現代の字体になっている。ステンレススチール製ブレスレットは、1960年代のオープンタイプのラダーデザインから変更され、ケース同様の豪華な面取りと装飾が施されるソリッドリンクが採用される。

ムーブメントは、高振動の自動巻きクロノグラフムーブメントとして最新版にアップデートされた「エル・プリメロ 3600」を搭載。振動数は36,000振動/時(5Hz)で、1/10秒の計測が可能になっているほか、パワーリザーブは60時間を実現。ケースの裏蓋はサファイアガラスのシースルーバックで、オープンデザインのローターやブルーのコラムホイールなどの構造を見ることができる。

エル・プリメロ 3600

クロノマスター オリジナルでは、ステンレススチールのケースにホワイトがベースのダイヤル、トリコロールのクロノグラフカウンターという組み合わせのほかに、ブラックダイヤルとシルバーのクロノグラフカウンターという、通称「逆パンダ」と呼ばれるバージョンや、18Kローズゴールド製ケースのバージョンがラインナップされる。ラインナップは合計5モデル。

クロノマスター オリジナル(03.3200.3600/21.M3200)、103万4,000円
クロノマスター オリジナル(03.3200.3600/21.C903)、968,000円
クロノマスター オリジナル(18.3200.3600/69.C901)、220万円