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ゼニス、アイコニックな「A386」プロトタイプ オンライン限定発売

「クロノマスター リバイバル マニュファクチュール エディション」

LVMH ウォッチ・ジュエリージャパンは、腕時計ブランド「ゼニス」の日本におけるオンラインストア「ゼニス・オンラインブティック」をオープン。同サイト限定で販売する腕時計「クロノマスター リバイバル マニュファクチュール エディション」を日本向けに発表した。価格は1,034,000円。

「クロノマスター リバイバル マニュファクチュール エディション」は、ゼニスの工房(マニュファクチュール)の屋根裏部屋で見つかったプロトタイプのダイヤルが元になっており、時計自体も1969年発売の伝説的なモデルを忠実に再現した。本来はスイスの工房を訪れる人のみに販売される予定だったが、コロナ禍を受け、一部の国のオンラインブティックのみで販売されていた。日本でオンラインブティックがオープンすることにあわせて、日本でも同サイト限定で販売されることになった。

「クロノマスター リバイバル マニュファクチュール エディション」

このモデルはブルーのみで構成されたトリコロールダイヤルが特徴。これは、2019年にゼニスの工房の屋根裏部屋から発見された、「A386」のプロトタイプのダイヤルが元になっている。ゼニスのアイコンにもなっている「A386」のデザインは、クロノグラフカウンターが3色に色分けされたトリコロールダイヤルが特徴だが、このプロトタイプのダイヤルは3つのカウンターが3色のブルーで構成されている。

ゼニスの工房の屋根裏部屋から発見された、「A386」のプロトタイプのダイヤル

時計自体も1969年に発売された「A386」のオリジナルの設計図を使用し、ボタンの形状やシルエットを含めて、デザインを忠実に再現したモデルとなる。ケースはステンレス製、ケース径は38mmで、自動巻きクロノグラフムーブメントにはオリジナル同様に「エル・プリメロ」を搭載する。

ゼニスは2019年にエル・プリメロ50周年として「エル・プリメロ A386 リバイバル」を発売。今回のプロトタイプのダイヤルを採用した「クロノマスター リバイバル マニュファクチュール エディション」は2020年5月に発表されており、“A386 リバイバル”シリーズの最終モデルという位置づけになる。

製品パッケージも特別にデザインされた、書籍を模したボックス。表紙にはゼニスの工房の設計図が描かれる。モデルの元になった、屋根裏で見つかったビンテージダイヤルの複製や、スイスの漫画家がシャルル・ベルモ氏(経営危機の際にエル・プリメロを救った人物)について描いたコミック本も同梱される。

搭載ムーブメントは機械式で自動巻きのクロノグラフムーブメント「エル・プリメロ 400」。振動数は36,000振動/時。パワーリザーブは50時間以上。ダイヤルの9時位置にスモールセコンド(秒)、3時位置に30分計、6時位置に12時間計、4時半位置に日付表示を備える。

ケースはステンレススチール製。防水性能は5気圧防水。ダイヤルはラッカー仕上げで、カウンターは3色のブルー。夜光塗料はスーパールミノバ。革バンドはラバーが裏打ちされたブルーのワニ革。

「ゼニス・オンラインブティック」は、ブランドの魅力の発信するコンテンツとショッピングを融合。新製品のリリース情報や限定モデルの特別な案内のほか、先行予約を含む予約注文、国際保証の1年の延長などのサービスを用意する。オンラインブティックで購入したすべての腕時計を対象に、初回メンテナンスが無償になるサービスも用意する。