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Twitter、「引用ツイート」推奨を当面継続

Twitterは18日、10月から実施している「リツイート」の仕様変更の成果や、米国大統領選挙におけるTwitterの対応などについて発表した。リツイート時に引用ツイートをおすすめする運用を当面は継続する。

10月から「リツイート」より「引用ツイート」を推奨し、コンテンツを拡散する際に自分のコメントを付けてツイートするよう仕様変更を行なった。これは、誤った情報の拡散の抑制のほか、会話に参加する意味や追加する内容について人々に少し考える時間を与えることを狙いとしたもの。ただし、リツイートを選ぶと引用ツイートの投稿画面が表示されるが、そのまま[ツイートする]を押すとリツイートするという仕様となっていた。

この仕様変更の結果、リツイートは23%減少し、引用ツイートは26%増加。リツイートと引用ツイートを合わせた数は実質的に20%減少した。Twitterのサービスで情報の共有量全体を減らしたことで、「誤情報の拡散を抑制した」としている。同社では、時間をかけてこの変更の及ぼす影響について検討するため、当面はこのまま継続していく。

また米国大統領選にあわせて、フォローしている人以外のアカウントやツイートをホームタイムラインや通知として、「おすすめ」表示する機能を停止していた。しかし、この仕様変更は、誤情報の拡散抑制に役立った(もしくは不正ツイートの通報が減った)という有意な差は見られず、「一時停止したことで、多くの人が新たな会話を発見したり、新たなアカウントをフォローしたりしなくなっていた」という。そこで、ホームタイムラインと通知でのおすすめツイートは、元に戻すことにした。また、近い将来、すべてのおすすめを「トピックスベース」に移行するという。

なおTwitterは、1年以上前から、ラベル付け、警告表示、拡散前の注意喚起などの誤解を与える情報えの対策を行なってきたが、10月27日~11月11日の期間中、約30万件のツイートにラベルが付けられ、456のツイートは警告メッセージも表示され、引用やいいねもできなくなった。これらのツイートを見た人の約74%は、Twitterによってラベルや警告メッセージが適用された後で該当ツイートを表示。こうしたラベル付きツイートの引用は約29%減少したと推定している。

今後、2020年の米国大統領選に関してTwitterが行なったすべての取り組みを振り返り、2021年上旬には詳細な報告書を作成する。