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デンソーとJR東日本、速度1.5倍の自動改札用QRリーダー

デンソーウェーブとJR東日本メカトロニクスは共同で、自動改札機などでQRコード付き乗車券などを読み込める新型QRコードリーダーを開発した。

QRコードを交通サービスの乗車媒体として利用できるよう、読取り速度向上と読取り範囲拡大を目的として開発。従来製品と比較し、読取り速度が約1.5倍に向上。範囲は約2倍になった。

スマートフォンに表示させたQRコードでも紙に印刷したQRコードと同等の読取り速度で処理が可能。歩きながらQRコードをかざしてもスムーズに通れる自動改札機の実現に貢献するという。

リーダーの本体サイズは、80×120×50mm(幅×奥行き×高さ)とし、自動改札機に組み込めるサイズへと小型化した。

通常のQRコードに加え、将来的な機能拡張として公開・非公開情報を一つのQRコードに格納した「SQRC」や複製防止QRコードにも対応する。

今後は、製品化に向け、鉄道事業者をはじめとする交通事業者各社に対し、鉄道・交通におけるQRコードを使用したサービスを提案。活用・導入を実現していく。