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Google、世界の美術館と博物館の収蔵品やストリートビューを公開

Googleは、世界各国の美術館や博物館の、収蔵品のオンライン展示やストリートビューを公開している。日本からは明治神宮や神宮の杜もオンライン展示に参加。

文化的プログラムの継続支援を目的とした「Connected to Culture(文化とのつながり)」として、デジタル ツールキットを提供。自宅で過ごす時間が増える中、美術館などの文化的施設では、人々とのつながりを把持するためにデジタルを駆使した手法を活用。世界中の文化施設が、バーチャルな世界で新しいコミュニケーションのあり方を生み出す。

5月18日の「国際博物館の日」には25カ国以上から80以上の美術館と博物館が参加し、19日には「北京現代美術財団(中国)」や「パーソンズ スクール オブ デザイン(アメリカ)」などのほか、日本からは「神宮の杜芸術祝祭」、「セゾン現代美術館」、「True Colors Festival」が参加。新しいコレクションやストーリーが公開された。

神宮の杜芸術祝祭では、「祭る。祈る。創る。」をテーマとし、明治神宮の杜を舞台に芸術と文化の祭典を開催。オンライン展示されるのは、野外彫刻展「天空海闊」や「紫幹翠葉」展のほか、明治神宮や神宮の杜など。

神宮の杜芸術祝祭

セゾン現代美術館では、ワシリー・カンディンスキーやパウル・クレーのオンライン展示のほか、同美術館の庭園および庭園内に展示されている野外彫刻をストリートビューで見られる。

セゾン現代美術館

True Colors Festivalでは、ダンスイベントや音楽イベントなどのオンライン展示が見られる。障害・性・世代・言語・国籍など、ダイバーシティに富んだパフォーミングアーツの芸術祭だという。

True Colors Festival

既存の作品に加え、新たに250のストーリー、1万点以上の作品およびストリートビュー ツアーが追加された。Googleは、新型コロナウイルスによる外出自粛期間中の生活でも、Arts and Cultureが生活を鮮やかにするきっかけになることを期待する。