ニュース

「UCCミルクコーヒー」の“色彩”が商標登録。食品業界初

販売中の10代目パッケージに使われているデザイン

UCC上島珈琲の缶コーヒー「UCC ミルクコーヒー」に使われている3色の組み合わせによるデザインが「色彩のみからなる商標」として、特許庁に登録された。登録日は11月29日で、食品業界として初、日本国内で8番目となる。

1969年に世界初の缶コーヒーとして発売されて以来、50年にわたって使われてきた茶色、白色、赤色の3色の組み合わせが「UCC ミルクコーヒーを想起させる高い識別性を有する」と認められたもの。

「三色缶」として親しまれてきたデザインで、発売翌年(1970年)に開催された大阪万博で大ヒットしたという。

初代から10代目の歴代パッケージ(左から古い順)

3色の色彩は、茶色が「焙煎したコーヒー豆」、白色が「コーヒーの花」、赤色が「熟したコーヒーの実」を表現しているという。

同製品は、缶コーヒーの最長寿ブランドとしてギネス世界記録にも認定されている。

色彩のみからなる商標は、2015年から始まった商標で、トンボ鉛筆の消しゴム「MONO」の青、白、黒の組み合わせや、セブンイレブンの白とオレンジ、緑、赤からなるストライプも登録されている。

特許の概要