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「UCCコーヒーミルク入り」、1969年発売当時の味を復刻

UCCコーヒーミルク入り 缶250g

UCC上島珈琲は、1969年に発売した世界初の缶コーヒー「UCCコーヒーミルク入り」の発売当時の味わい・パッケージデザインをアレンジ・再現し、4月7日に復刻缶「UCCコーヒーミルク入り 缶250g」として数量限定で発売する。価格は125円(税別)。販売は全国のコンビニエンスストア、量販店、オンラインストアなど。

UCCミルクコーヒーは、1969年にUCCグループ創業者である上島忠雄氏(1910~1993)の「いつでも、どこでも、一人でも多くの人においしいコーヒーを届けたい」という創業精神のもとに開発された、世界初の缶コーヒー。

1969年発売当時の缶

1969年4月に発売した当初はなかなか売上は伸びなかったものの、翌年の1970年に大阪で開催された日本万国博覧会(大阪万博)をきっかけに爆発的にヒットした。

1970年大阪万博会場内で飲まれる様子

現在に至るまで、発売から56年のロングセラーブランドとなっている。商品については時代とともに変化する嗜好に合わせてリニューアルし、2019年に10代目を発売した。

歴代パッケージ。左から、(1)1969年、(2)1978年、(3)1981年、(4)1986年、(5)1993年、(6)2000年、(7)2001年、(8)2003年、(9)2010年、(10)2019年
10代目

パッケージは愛称「三色缶」とも呼ばれ、発売当初から一貫して茶色・白色・赤色の3色を使用している。発売50周年の2019年には、これらの色の組み合わせが「UCCミルクコーヒー」を想起させる高い識別性を有すると認められ、特許庁により「色彩のみからなる商標」として登録された。

復刻缶では、当時のレシピを参考に昔ながらの、しっかりとした甘さ・コーヒー感のある味わいに仕上げているという。パッケージデザインは当時のものを忠実に再現した。初代パッケージは発売の1969年から、1978年の2代目パッケージへのリニューアルまで、8年間使われていた。