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「思い出を預けっぱなし」にしない NAS「UGREEN DH2300」を買った【私の2025】
2025年12月29日 10:00
【私の2025】編集部員が2025年に使って気に入ったモノ・サービスなどを紹介します。
今年は昨年ほど新しいモノを購入する機会は多くありませんでしたが、2025年も終わりに近づいたこのタイミングで、滑り込みのようにUGREENのNAS「DH2300」を購入しました。Amazon価格では32,880円ですが、クーポン適用で27,948円で購入できます(12月26日 記事執筆時点)。
これまではというと、Google フォトの2TBプランを契約し、家族で容量をシェアしながら写真や動画のバックアップに利用してきました。しかし、便利さを感じつつも、毎月のランニングコストが少しずつ気になっていました。「この先もずっと支払い続ける前提でよいのだろうか」と思いはじめたのが、NAS導入を考えるきっかけでした。また、一度アップロードした数百GBにもおよぶ思い出をGoogleだけに預けるのでなく、1つを失っても予備がある状態がよかったため、自宅にもバックアップの受け皿を用意しておくという意味でも購入しました。
また、万が一クラウドサービス側でトラブルが起きたり、料金体系が変わったりしても、自分の手元にデータが残っていれば安心です。こうした「心の保険」のような意味でも、NASという選択肢は魅力的に見えました。
さらに、容量面の自由度が高いこともポイントでした。写真や動画は年々増え続けますし、消したくないデータばかりが積み重なっていきます。クラウドの容量を増やすたびに料金も上がっていくことを考えると、初期投資は必要でも、必要に応じてHDDやSSDを入れ替えられるNASの方が長い目で見ると現実的ではないかと感じました。
こうして「クラウド一本足」だった体制を見直し、クラウドと自宅NASの併用による二重バックアップ環境を整えよう、という結論に至りました。結果として、Google フォトの便利さはそのままにしつつ、安心感をもう一段階引き上げられた形になります。今となっては、「もっと早く導入しておけばよかった」と感じるくらい、日常の中に自然となじんでいます。
実際に導入してみると、セットアップは驚くほどスムーズ。スマートフォンをNASにNFCタッチするだけでWi-Fiに接続されます。今回は4TBのHDDを2台用意し、RAID1構成にして運用を開始していますが、初期設定自体はHDDを挿入する時間を除いて、わずか5分ほどで完了。画面に従うだけで基本設定が整い、すぐにネットワークストレージとして使いはじめることができました。
RAID1にしたことで、万が一どちらかのドライブにトラブルが起きても、もう一方にデータが残る安心感があります。これまでクラウドに任せきりだった写真や動画のバックアップを、自宅の機器でも管理できるようになり、「自分のデータが自分の手元にもある」という安心感が少し増したように感じています。
スマホからのアクセスには専用アプリが用意されており、そこに様々なアプリが用意。画像ギャラリーもそのひとつです。








