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ソフトバンクグループ、デジタルインフラ投資のDigitalBridgeを買収

ソフトバンクグループは29日、データセンターや通信タワーなどのデジタルインフラへの投資を専門とするDigitalBridge Groupを、約40億ドルの企業価値で買収すると発表した。

DigitalBridgeは、デジタルインフラへの投資を専門とする、世界有数のオルタナティブアセット運用会社。通信タワー、データセンター、ファイバー、スモールセル、エッジインフラなどの投資・運営に関わり、1,080億ドルを超えるインフラ資産を運用している。日本においても、JTOWERを買収している。

ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長は、「AIが世界中のあらゆる産業を変革する中で、より多くのコンピュート、コネクティビティ、電力、拡張性の高いインフラが必要だ。デジタルインフラ分野のリーダーであるDigitalBridgeの買収は、次世代AIデータセンターの基盤を強化し、ASIプラットフォームのリーディングプロバイダーとなるというSBGのビジョンを前進させ、人類の進化につながるブレークスルーを後押しする」と買収の意図を説明している。

DigitalBridgeの買収により、SBGの世界各地におけるデジタルインフラ投資機会の創出、資金調達、運営、拡大を強化。AIを大規模に展開するために必要なキャパシティの確保に活かすほか、AIの導入・運用を支えるコネクティビティレイヤーを強化することで、SBGの重点分野の推進に貢献していくとする。

買収完了後も、DigitalBridgeは独立した運営・経営体制のもとで事業を継続。取引完了は2026年後半を予定している。