ニュース

三菱鉛筆、石灰石由来素材の減プラボールペン「uni LIMEX」

三菱鉛筆は、TBMが開発した石灰石を主原料とし、プラスチックの代替として期待されている新素材「LIMEX」を用いた、油性ボールペン「uni LIMEX」(SD-LX-07)を9月27日に発売する。価格は200円。

uni LIMEX SD-LX-07

LIMEXは主原料が石灰石であるため、紙の代替として使用する場合は原料の水や木材パルプの削減につながり、プラスチックの代替として使用する場合は石油由来の原料プラスチックの使用量を抑えることができる新素材。

uni LIMEXは、ペン軸にLIMEXを使用することで、同型の従来品と比べ、石油由来プラスチックの使用量を大幅に削減。ペンの軸材にLIMEXを使用したのは三菱鉛筆が初。なお、このペンに使用しているLIMEXは、紙の代替材料として使用されるLIMEXシートを製造する際に発生する端材を再利用したもの。

uni LIMEX 製造プロセス

ボール径は0.7mm。インク色は黒。替芯はS-7S(価格は60円)。

三菱鉛筆は、2015年に植物由来の新素材「セルロースナノファイバー」を実用化するなど、以前より環境保全を目指した商品開発を行なっている。TBMとは2018年9月に資本・業務提携を結び、LIMEXを用いた商品の開発を推進している。