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イシイのハンバーグ、'21年までに石灰石由来のLIMEXパッケージに
2019年10月17日 16:00
石井食品とTBMは、LIMEXの新たな用途開発に向けた基本合意を締結し、石井食品の主力商品「おべんとクン ミートボール」や「チキンハンバーグ」などの食品包装(軟包材)を、2021年までにLIMEXに切り替えることを発表した。
TBMが開発・製造するLIMEXは、主原料が石灰石のため、紙の代替として使用する場合は原料の水や木材パルプの削減につながり、プラスチックの代替として使用する場合は石油由来の原料プラスチックの使用量を抑えることができる。
石井食品では、7月より全社員の名刺やアニュアルレポートにLIMEXを採用するなど、環境負荷軽減に向けた取り組みを開始。紙の原料となる年間約1万L程度の水の節約と、木材使用量を削減したという。今回の基本合意に基づき、カタログやお品書きなどにもLIMEXシートを活用していく。
両社は、EUがストローやコップなど10品目の使い捨てプラスチック製品の使用を禁止する2021年を目途に、LIMEX製パッケージ(軟包材)の開発。石井食品の主力製品である「おべんとクン ミートボール」をはじめとしたおべんとクンシリーズや「チキンハンバーグ」などのパッケージをLIMEX製への切り替えを目指す。
石井食品の主力2商品群の売上高は81億7,900万円で、約232トンの石油由来プラスチックを使用。LIMEX製に切り替えることで、石油由来プラスチック使用量の削減を図る。
また、「イシイのおせち料理2020」の商品に、食品業界のおせち分野として初めてLIMEX製のトレーを採用。すでに受注を開始している「慶春譜(けいしゅんふ)」(和洋中3段重)の全てのトレー、「祝春華(いわいしゅんか)」(和風3段重)、「豊春(ほうしゅん)」(和風2段重)、「冷凍おせち舞」(和洋中3段重)の一部のトレーをLIMEX製に切り替える。
おせちのトレーを従来のプラスック製からLIMEX製に切り替えることで、約345kgの石油由来プラスチックの削減を目指す。
