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三菱鉛筆、世界初ボール径0.28mmの油性ボールペン

「ジェットストリーム エッジ」。左からブラック、シャンパンゴールド、ネイビー、ホワイトレッド 、オレンジ

三菱鉛筆は、油性ボールペンカテゴリで初となる、世界最小のボール径0.28mmの「ジェットストリーム エッジ」を12月20日に発売する。価格は1,000円。

超極細のボール径0.28mmは、油性ボールペンカテゴリでは世界で初。三菱鉛筆の同じボール径のゲルインクボールペンと比べ、描線幅はより細くなるという。低粘度のジェットストリームインクを使用しているため、速乾性を持ち、濃くはっきりとした描線を、筆記できるとしている。

ペン先には、新開発の「ポイントチップ」を搭載。ペン先にかけて絞った形状で、細かい筆記作業をする際にもペン先が見やすいという。先軸は金属製で、グリップ部分には細いライン加工を施し、滑りにくい設計。また、重心をペン先側に寄せ、細かい筆記を行なう際にも安定するという。

ペン先の比較。ポイントチップ(左)、既存のチップ(右)

軸は、ワイヤークリップの細さと、六角軸で生じる放射状の直線でジェットストリーム エッジで書ける細く鋭い描線を表現。後端に向かって細くなる形状により、ペン先側に寄せた重心を視覚的に見せたデザインとしている。

インク色は黒のみ。軸色はブラック、シャンパンゴールド、ネイビー、ホワイトレッド 、オレンジ(限定色)の全5色。替芯は「SXR-203-28」で黒、赤、青の3色展開。替芯の価格は200円。

小さいボール径の油性ボールペンは、インクの粘度が水性よりも高いため、ボール径が小さくなるほどペン先の耐久性や、書き味が固くなるなど、技術的な開発が難しいという。

油性ボールペンで最も一般的なボール径は細字の0.7mm。ジェットストリームシリーズでは、極細字の0.5mmやより小さいボール径0.38mmの人気が高まっていることから、細字ニーズの高まりに後押しされ、超極細ボール径0.28mmのジェットストリーム エッジを企画。技術的な問題を解決し、過去に例のない超極細ボール径0.28mmの発売に至ったとしている。