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日清「カップヌードル」容器がバイオマスECOカップに。CO2削減

日清食品は、「カップヌードル」ブランドの商品で使用する容器に、プラスチック使用量と焼却時のCO2排出量を削減した「バイオマスECOカップ」を採用。12月から順次切り替えを開始し、2021年度中に切り替えが完了する予定。

1971年に誕生した世界初のカップ麺「カップヌードル」は、断熱性、保温性に優れた発泡スチロール(発泡ポリスチレン)製の容器を採用。その後2008年に、石油等の限りある資源をできるだけ削減し、再生可能資源である紙を使用した「ECOカップ」に変更した。

今回CO2問題への対応を図り採用したバイオマスECOカップは、ECOカップをさらに進化させた環境配慮型容器。ECOカップが持つ断熱性や保香性を維持しながら、石化由来のプラスチックを植物由来のバイオマスプラスチックに一部置き換えることで、バイオマス度を81%に引き上げた容器だという。

1カップあたりの石化由来プラスチック使用量は、ECOカップに比べてほぼ半減となっており、焼却時に排出されるCO2量を約16%削減するとしている。

なお、すべてのカップヌードルの容器がバイオマスECOカップに切り替わる予定の2021年は、カップヌードル発売50周年の年に当たる。