いつモノコト

「気圧」表示にも対応 変化がグラフでわかるタニタのデジタル温湿度計

タニタ「TT-593」。実売価格は6千円前後

気温などの変化をグラフで表示できるタニタのデジタル温湿度計に、新モデル「TT-593」が登場しました。といっても昨日今日の発売ではなく2025年の時点ですでに登場していたとのことで、筆者は従来モデル「TT-580」を長年愛用していながら不覚にも見逃していたわけですが、一体どのような点が変わったのでしょうか。実際に購入して自宅で使い比べてみました。

本製品は温湿度計に分類される製品で、デジタルの大画面に温度/湿度を表示してくれます。最大の特徴はグラフ表示に対応していることで、1時間刻みで更新されるこのグラフを見れば、直近の気温/湿度の推移がひとめで分かります。

このグラフは最大7日分遡って確認することもできるので、今日は昨日や一昨日よりも暑いのか寒いのか、といった点も的確にチェックできます。数ある天気予報サービスの中でも、気温/湿度を過去のデータと比較できるサービスは少ないため、本製品の大きな強みとなっています。

なにより目視でアップダウンの様子が直感的にわかるのが、秀逸なところです。

同梱品一覧。単4電池×2で駆動します。Wi-Fi接続や家電連携などスマート系の機能はありません
上段には温度湿度を、さらに下段にはその直近24時間の推移をグラフで表示します。画面下のボタンを押すことで最大7日まで遡って参照できます
画面下段の左端にあるボタンを押すことで、温度/湿度/気圧のグラフを切り替えて表示します

さて今回の新製品は、こうした従来モデルの特徴を継承しつつ、さらに気圧(hPa)の表示に新たに対応しています。こちらも気温/湿度と同様、グラフ表示に対応しているので、変化を把握するのに役立ちます。

気圧の変化によって頭痛を起こしやすい人など、体調にダイレクトに影響する人にとっては、体調不良の原因を分析したり、この先の状況を予測する上でも役に立つでしょう。

またグラフに表示されるデータは、これまでは「0時スタートで24時間分」という固定表示だったのが「直近の24時間分」に改められたことで、日付が変わった直後も直前のデータを把握しやすくなりました。細かい使い勝手を引き上げる改良は、ユーザーとしても歓迎です。一方で温湿度計でよくある、しきい値を超えると警告マークが表示されるなどの機能は従来と同じく非搭載です。画面の表示エリアに余裕がないのも一因でしょう。

新たに気圧(hPa)の表示にも対応。こちらもグラフによる変化の推移を表示できます
下部のグラフは、従来モデル(左)は0時スタートだったため日付変更後の早い時間はほぼ空欄だったのに対し、本製品(右)は現在時刻から遡って24時間が表示されるようになり、わかりやすくなりました

しばらく使ってみて不満点はほぼ皆無なのですが、強いて挙げるならば、過去データが前週の同じ曜日と比較できないことでしょうか。現状の最大7日分からプラス1日増やしてくれればそれが可能になるので、ぜひもう一声、と感じる部分です。また筆者は設置場所の関係であまり気にならないのですが、バックライトがないのも、使う人によってはマイナスかもしれません。

家電のオートメーション操作を可能にするスマート機能には対応せず、完全にスタンドアロンで使う本製品。実売価格は5千円前後と決して安い買い物ではないのですが、それだけの価値は十分にあります。単体で完結しつつ多機能を求める人には、従来モデルと同じく満足度の高いモデルと言えそうです。

背面デザインは従来モデルと同一。据え置きを基本としつつもフックによる壁掛けにも対応します
パッケージ。Amazonなど一部販路では「TT-594」という型番で流通しているケースもあるようです。このあたりの型番ルールは少々わかりにくいところ
山口真弘