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席に座ってアプリで注文・決済のレジレスカフェが秋葉原にオープン

完全キャッシュレス、レジレスのウォークスルー決済カフェ「Developers.IO CAFE」を、クラスメソッドが秋葉原に2月にオープンした。

イートインの場合は、通常であればレジに並んで注文をするところを、Developers.IO CAFEでは席からアプリで注文し、決済。商品を席に座ったまま受け取るという流れとなる。また、店舗の外から事前に注文を済ませてから入店し、商品を受け取ることもできる。必要に応じてGPSやビーコンを組み合わせて来店を予測し、タイムリーなサービス提供を図るという。

従来の飲食店とDevelopers.IO CAFEの違い

また、Developers.IO CAFEには物販エリアが併設。スマホアプリをかざしてこのエリアにチェックインすることで、レジを通過することなく決済ができる。

具体的には、来店者が入店時にスマホのQRコードを読み取らせることで、店のシステムは入店を確認。店内の追跡センサーが来店者の位置を追跡し、来店者の位置と棚の重量センサーの位置を関連付け、棚の商品の増減を判定。物販エリアの外に出ると自動的に決済まで完了し、購入完了の通知が届く。

センサーを活用したウォークスルー決済

各センサーは独立して動いているが、クラウド側で総合的な推定を行なっていて、顧客毎の動線の確認、カゴ入れ、カゴ落ち、購入などの判定が可能だという。また、手に取ったけれども結果的に購入しなかった商品について、自宅で再検討してもらうため、退店後にクーポンや詳細情報を通知する仕組みを取り入れているとしている。

Developers.IO CAFEの商品棚には、ウォークスルー決済を実現するため、センサーが仕込まれており、センサーから収集したデータが小型のエッジサーバーを経由してクラウドに送信される仕組み。今回は専用のハードウェアを制作したことで、既存の店舗什器を活用し、今後の量産に向けたテンプレート化に成功したという。

店舗の所在地は、千代田区神田須田町2-25 Gyb秋葉原1階。

今後は、カフェに限らず他業態の店舗運営の改善やサービス向上に繋がる実験店の運営を継続的に行なうとしている。また、周辺オフィスへの宅配やECとの連携、イベントやワークショップへの送客、友達へのメッセージ付きギフト、クレジットカード決済以外の支払い方法(交通系ICカード、QRコード系など)への対応を進める。