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東京メトロ、遠隔案内端末を全駅に 精算・翻訳対応

東京メトロ、KDDI、サイエンスアーツは、東京メトロ全171駅の改札口に、IP無線インカムアプリ「Buddycom(バディコム)」を活用した遠隔案内端末を2028年3月末までに順次導入する。第1弾として青山一丁目、淡路町、中野坂上、東銀座の4駅で遠隔案内を開始した。

遠隔案内端末は、KDDIが提供するタブレット端末に、サイエンスアーツが開発したBuddycomのコール機能を組み込んだもの。改札口付近の端末画面に表示される呼び出しボタンを押すことで、駅事務室の社員と通話できる。

駅構内の案内に加え、ICカードやモバイル端末を用いた精算やカード処理が必要な場合には、端末下段のICカードリーダーにカードなどを置くことで、駅社員が事務室内から遠隔で機器を操作し、その場で対応できる。音声案内やチャット機能も備え、翻訳機能は9言語に対応する。

端末はバリアフリーに対応し、視覚障がいのある利用者が位置や呼び出し方法を確認できるよう常時音声を流すほか、聴覚障がいのある利用者にはチャット機能や現地対応で案内する。車いす利用者にも配慮し、タブレット端末は券売機の画面とほぼ同等の高さに設定した。

背景には、労働人口の減少が課題となり、公共交通機関でも持続可能な運営体制の構築が求められていることがある。また、インバウンドの増加や社会の多様化を受け、駅のすべての利用者に対し、迅速かつ安心して利用できる環境の整備が必要となっている。

東京メトロではこれまで、インターホンによる遠隔案内を行なっていたが、ICカードなどを用いた精算・カード処理や外国語対応に課題があったため、同端末を導入する。