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「スマホに高さ」 予想以上に便利だった「MOFT 8-in-1スタンド」

スマホで動画を観たり、オンライン会議に参加したりと、スマホを立てかけて使いたくなる場面は意外と多いものです。そういったときに便利なのが、スマホに直接装着して使えるスタンドタイプのアクセサリ。かさばらずに持ち歩けて、必要なときにすぐ使える手軽さがあります。

こうしたスタンドアクセサリは数多くありますが、「もう少し目線が上がればもっと楽なのに」と感じることもあります。そんな、ちょっと欲張りな気持ちに応えてくれるのが、MOFTの「8-in-1多機能スタンド」です。今回MOFTより提供されたので、紹介していきます。

外観はミニマルシンプルなデザインで、スマホに装着しても違和感はありません。カラーも複数展開されており、自分のスマホやケースに合わせて選べます。

MOFTの「8-in-1多機能スタンド」本体。マットな質感が上品

表面素材には、MOFTが独自開発した「MOVAS」ヴィーガンレザーを採用。しっとりとした手触りと、本革のような質感を両立しながら、水濡れやひっかき傷にも強い高耐久性を実現しているといいます。日常的に触れる部分が安っぽく感じないのは、この素材ならではと思います。

手に取ってまず感じたのは、一般的なスマホアクセサリと比べてやや厚みがあることです。これは、複数の機能を1つに詰め込んだ構造ゆえの特徴でもあります。カードスロットには最大で2枚のカードを収納可能。クレジットカードや交通系ICなどを入れておけば、ちょっとした外出なら財布いらずで済むのも嬉しいポイントです。

カードスロットには2枚まで収納可能。実用性は十分
MagSafeで簡単に装着できる
本体装着時の厚み。やや厚手だが、許容範囲内

本製品は、通常のスタンドとして使えるのはもちろん、高さを出せる構造やカード収納、スマホを安定して持てるグリップ用途にも対応した、多機能なスマホアクセサリです。MagSafeが付いているiPhoneであれば簡単に着脱できます。メタルリングも付属しているので、Magsafeに対応していないiPhoneやAndroidスマホに装着すること可能です。

スマホと接する面にはMagSafe用のマグネットパッドが設けられている
本体と付属のメタルリング。非MagSafe端末にも対応できる

いちばんの特徴は、iPhoneに直接装着するタイプのスタンドでありながら「高さを出せる」ことです。一般的な装着型スタンドは、スマホが机のすぐ上に設置される低い位置が主流ですが、MOFTのこのスタンドは、高さを出せる構造になっており、目線を自然に引き上げてくれます。これが思いのほか快適で、ZoomやTeamsといったWeb会議中はもちろん、スマホで資料やチャットを確認しながらPC作業をするような場面でも、視線を下げずに使えました。

通常のスタンドとして使用した状態
高さを出した状態。目線が上がることで姿勢もラクに
横向き設置も簡単。動画視聴にも最適

また、MagSafe(磁石)で装着するため、スマホを横向きにして利用することも簡単です。動画視聴や写真の閲覧など、横向きコンテンツでも使いやすさを実感できます。スタンドを展開してそのまま握るように持てば、スマホをしっかり支えることもできます。自撮りやVlog撮影の際も安定感があり、手ブレを抑えた撮影がしやすくなります。

さらに角度をつけることで、スマホグリップのような使い方も可能
トリッキーな使い方だが、新幹線のテーブルにスタンド部分を挟み込んで設置。移動中の動画視聴にも活躍する
スマホを構えてミニチュアを撮影。撮影用スタンドとしても活躍

スタンド・グリップ・カードケースと、1つで3役以上をこなしてくれるのは、持ち物を減らしたい人にとって非常にありがたい仕様です。

前述の通り、機能が凝縮されている分、やはり厚みと重みは感じられます。小さめのポケットなどに入れるには少しゴツさが気になるかもしれませんが、スタンドとしての安定性を考えれば十分納得できるバランスです。スマホ周りの持ち物を減らしたい人、多機能アクセサリが好きな人に、ぜひ試してほしいアイテムです。

小出 悠太郎

1990年生まれ、青森出身のWebエンジニア。高専卒業後、放射線業務従事者、Webライター、編集者の職を経て現在に至る。2012年から運営しているブログでは、自作PCやカメラ、スマホといったガジェットのレビューを発信中。エンジニア、ブロガー以外にも、ライター、カメラマンなど、活動は多岐にわたる。