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ChatGPTにアプリ機能 フォトショやCanvaが使えるように
2025年12月19日 12:56
OpenAIは、ChatGPTに「アプリ」ディレクトリを追加した。ユーザーはアプリを検索し、必要な機能を組み込めるようになる。アプリの審査・公開に向けた受付も開始し、開発者は「Apps SDK」でChatGPTの会話機能を拡張するアプリを開発し、申請できる。
アプリ連携により、食料品の注文やスライド資料の作成、住まい探しといった作業をChatGPTのチャット上で実行できる。アプリは、会話中に「@」でアプリ名を入力するか、ツールメニューから選択して起動できる。現時点でAdobe PhotoshopやCanva、Apple Musicなどのアプリが公開されている。
会話の文脈に応じて関連性の高いアプリをチャット内に表示する機能も試験的に導入するほか、ユーザーがフィードバックを送れる仕組みも用意する。支持を集めたアプリは、将来的にディレクトリでの露出が増えたり、ChatGPTのおすすめとして表示されたりする可能性があるという。
承認された最初のアプリ群は、2026年より段階的に提供される。収益化については、現段階ではアプリから外部の自社サイトやネイティブアプリへ誘導し、商品の購入や決済につなげる形となっており、今後はデジタル商品を含む追加の収益化手段を検討するとしている。
なお、すべてのアプリにはOpenAIの利用ポリシー準拠と、プライバシーポリシーの提示が義務付けられる。ユーザーは、アプリが過去の会話やメモリにアクセスできるかどうかを個別に設定でき、いつでもアプリ連携を解除できる。

