いつモノコト
持ち歩ける高出力充電器の最適解「Anker 747 Charger」
2025年6月21日 09:30
以前、いつモノコトでガジェットポーチとその中身を紹介しました。そのときに紹介していた、CIOのUSB充電器がある日突然、一部ポートのみ使用不能になるというトラブルに見舞われました。3〜4年ほど使用していたため、単純に寿命だったのかもしれません。
手元には他社製の充電器もいくつかありますが、出張が多いこともあり、高出力かつ複数ポートを備えたモデルをひとつに集約したいと考えるようになりました。いずれの充電器も単ポートだったり、出力が物足りなかったため、買い替えを決意。そこで選んだのが「Anker 747 Charger」でした。
なぜこれ?充電器選びの舞台裏
筆者の選定基準は明確です。普段からMacBook Pro 14インチとiPad Pro 13インチを持ち歩いています。加えて、スマートフォンはiPhone 16 Pro Maxを使用しています。これら3台を同時に充電できる環境が求められるため、USB Type-Cポートが3つ以上あることが必須条件でした。さらに、MacBook Proは最大100Wまでの電力供給に対応しているため、単一ポートで100W以上の出力が可能であることも選定の重要なポイントでした。
ほかの製品を検討しましたが、Ankerはこの製品しか条件に当てはまりませんでした(のちに類似モデルも登場していますが)。実はAnker 747は筆者の勤務先でも複数台導入されており、トラブルなく稼働していた実績がありました。その安心感も購入の後押しとなりました。
一方で、以前使っていたメーカーと同じCIO製「NovaPort TRIOII 140W 3C」も候補に挙がりました。こちらもUSB Type-Cポートを3つ備えていますが、USB Type-Aポートが無いのが難点でした。また、UGREENの「Nexode Pro 160W」も魅力的でした。出力はCIOのそれよりもさらに大きく、USB Type-Aポートも搭載しており、Anker 747の上位互換的な立ち位置です。ただ、Ankerよりも約100g重いという点がネックになりました。
個人的には、毎日機材満載のバッグを持ち歩いているため、100gの差はそこまで問題とは思っていません。むしろ、UGREENは未経験のメーカーだったので一度試してみたい気持ちもありました。
しかし、最終的にAnker 747を選んだ理由は、Amazonのセールで40%オフになっていたからです。定価14,990円のところ、8,990円という価格は非常に魅力的でした。ここまで値下がりすることはそうそうないので、即決で購入しました。
いざ実戦投入 使って納得の1台
あらためて手に取ってみると、Anker 747 Chargerは非常にコンパクトで驚きました。以前使用していた充電器と比較して、出力は50W以上アップしているにもかかわらず、サイズがそれより小さいか同等レベルです。しかも、このサイズ感で最大150Wという出力に対応しています。
これだけ対応していれば、MacBook、iPad、iPhone、そして小型カメラなどを同時に充電しても不安がありません。さらにプラグは折りたたみ式なので、収納時もかさばらず、筆者が愛用しているガジェットポーチとの相性も抜群でした。また、これらのポートは規格に準拠しており安心です。UMPC(超小型PC)やNintendo Switch 2も問題なく充電できました。
ということで、筆者的には出力・サイズ・信頼性のバランスが絶妙で、特にモバイル環境で複数デバイスを同時充電するというニーズにぴったり合う製品でした。