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JAXAの新衛星、愛称は「きく9号」に 次世代の通信技術を宇宙で試験

ミッションマーク

JAXAは9日、現在開発を進めている技術試験衛星9号機(ETS-9)の愛称を「きく9号」に決定した。

初代「きく1号」が打上げられたのは1975年9月9日。「きく」という愛称は、打上げ日の9月9日が五節句の一つ「菊の節句(重陽の節句)」にあたることに由来する。今回、その愛称を受け継ぐ新たな衛星として「きく9号」と命名された。

あわせてミッションマークも公開された。技術試験衛星シリーズに受け継がれる「挑戦」の精神を、号機を表す「9」をモチーフにしたシルエットで表現。中央には電気信号をイメージしたモチーフを配置し、先進技術の実証と日本の人工衛星技術のさらなる飛躍に挑む「きく9号」の志を象徴している。

「きく9号」では、全電化衛星技術やフルデジタル通信ペイロード、大電力化・高排熱技術、静止GPS受信機を用いた自律的な軌道制御技術など、先進技術の軌道上実証を行なう。

全電化衛星技術では、衛星の軌道変更などに電気推進を活用し、推進剤の削減につながる技術を検証する。大型衛星向けの大推力ホールスラスタも実証する。

フルデジタル通信ペイロードでは、打上げ後でも通信エリアや通信容量を柔軟に変更できる技術を試験。大電力化・高排熱技術では、大容量の電力を効率よく供給するとともに、衛星内部で発生する熱を処理する技術を実証する。

静止GPS受信機を使った自律軌道制御では、GPSから得た情報をもとに、衛星自身が軌道を制御する技術を検証する。