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Adobe、次世代カメラアプリ「Project Indigo」 AIでボケ変更やイラスト化

新しいProject Indigo。被写界深度を変え、さらにイラスト化。色合いもウォッシュした印象のものに

米Adobeは、同社がテスト公開しているカメラアプリ「Project Indigo」に、AIを活用した新機能「AI Playground」を追加した。

利用は無料だが、「Project Indigo」アプリは日本では公開されておらず、利用にはアメリカなど他国向けのAppleアカウントやGoogleアカウントが必要になる。

Project Indigoは、Adobeによる次世代のスマートフォン向けカメラアプリを目指す「Nextcam」チームのプロジェクト。開発を主導するのは、元スタンフォード大学教授で、現在はAdobeでVice President and Fellowを務めるマーク・レヴォイ氏だ。

開発を指揮するマーク・レヴォイ氏。右はProject Indigoで「レオナルド・ダ・ビンチ風のペン画」にした例

レヴォイ氏は「デジタル写真」技術の大家で、2011年から2020年までGoogleに在籍。Pixelシリーズのカメラ開発を手がけた「コンピュテーショナル・フォトグラフィ」の大家でもある。

Project Indigoでは複数枚の写真を撮影して合成し、より自然な写真を得ることを目指してきた。特に、HDRで撮影した写真のダイナミックレンジを視覚的に維持しつつ、今回はそこに生成AI系の機能を追加する。

例えば、不要な部分を消す、被写界深度を変更してボケ味を変えるといった機能や、水彩化・ペン画化などのタッチ変更が行なえる。また、写真のどこが良く、どこが悪いかを評価し、撮り直しや編集についてのアドバイスを受けることもできる。

Project Indigoでタッチを変更した例
背景の人や車などを消した例
像に色付けをした例
写真の中に別の画像を合成

それぞれの機能は、同様のものが他のアプリでも提供されている場合がある。また、生成AIに直接読み込ませ、プロンプトで指示すれば再現可能なものだ。

ただしAI Playgroundでは、複雑なテキストプロンプトを入力する必要はない。シンプルなボタン操作だけで実現する。もちろん、カスタムプロンプトを入力し、編集スタイルとして残しておくこともできる。

写真の内容を分析し、撮影や編集に関する助言をテキストで

撮影に対する提案では、使っているスマホのカメラやレンズ、機能の特性を回答に反映するよう、内部のプロンプトをカスタマイズしていくという。

現状、アプリ内ではAIモデルとしてGoogleのNano Banana(Gemini 2.5 Flash Image)を使っているが、今後はAdobeのFireflyを含め、複数のAIモデルを選んで加工できるようにしていくという。