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築58年に二重窓の「防音」「断熱」 6年目のリアル
2026年9月1日 08:20
引越しと同時に二重窓(二重サッシ)を導入して、はや丸6年が経過しました。当時すでに築50年以上の物件で、窓には古い“通気性バツグン”のサッシが付いたままで、立地が幹線道路沿いということもあって、我が家では「防音」を目的に二重窓を導入しました。
一方で、遮熱・断熱性能を高めて暖房・冷房の費用を抑えるという目的で、冬が厳しい地域以外でも、二重窓のリフォームへの関心は高まっているようです。省エネにつながるという観点から国や自治体の補助金も充実してきており、費用を抑えて導入できるケースはかなり拡大しているようです(私は物件が古いという理由で対象外でしたが)。
二重窓の冬の効果についてはすでに記事にしていますが、夏を含め、導入してよかったと思える点はたくさんあります。
上記のように我が家は、承知の上とはいえ「古い物件(古いサッシ)」「うるさい環境」という快適でない環境がそろっていて、テレワークなどで日中ずっと家にいますし、この二重窓なしでは生活が成立しなかったのでは? と思えます。騒音はゼロにはなりませんが、ギリギリ許容範囲と思える程度にまで抑えられています。追加した内窓のガラスに「防音ペアガラス」を選んでいるので、これの効果も大きいと思います。
リビング・ダイニングには最低と最高のピーク温度を記録できる温度計を置いているのですが、我が家では冬の最低温度が13度を下回ることはありません。個人差はあると思いますが、明け方に氷点下前後まで冷え込むような日の朝も、暖房をつけて暖かくなるまでの間、それほど辛いと感じることなく過ごせます。結露は起きにくいですし、内窓のガラスがそこまで冷えず「窓際がまったく寒くない」のも二重窓の特徴で、部屋のすみずみまで快適さを感じられて、冬は本当に二重窓の効果を実感できます。
夏は少し事情が異なります。我が家は遮熱・断熱といった発想がない時代の鉄筋コンクリートのマンションであること、最上階のため天井のコンクリートが屋上とつながっていることなどから、コンクリートに貯まった熱で室内が持続的に温められ、二重窓の遮熱効果も限定的になっています。ちなみに前述の温度計による、エアコンを切って出かけたパターンでの室内の最高温度は34度でした。普段においても、多少なりとも遮熱・断熱に配慮した壁であったなら、夏のエアコンの節電効果ももう少しあっただろうな、という想像はできます。
二重窓などで窓を変えることによる効果は、24時間365日感じられます。家にいる時間すべて影響します。それが何年も、ずっと続きます。6年前に、掃き出し窓2つを含む大小5つの窓(LIXILのインプラス)を合計55万円をかけて二重窓にしましたが、当初は「高くないはず」、半年後は「妥当」と思っていたところ、今では「むしろ安い」と思えます。
築60年近くなった古い鉄筋コンクリートの物件では夏の室温対策として効果を発揮しきれていない部分がありますが、外からの騒音を抑えるという「精神面を含めた快適さ」に直結している部分も大きな効果と感じます。引越し後にいろいろなものを買ったり導入したりしましたが、最も価値があったものは? と聞かれれば「二重窓」と答えるでしょう。
気候は年々厳しくなっていますし、現在は補助金などで二重窓を導入しやすくなっています。普通の中古マンションや一軒家などで二重窓を導入できる余地がある人は、検討してみる価値が大いにあると思います。




