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羽田空港跡地に広大な公園 イノベーションシティ目の前

現在は更地の計画地と羽田イノベーションシティ

羽田空港があった場所に約32,722m2の広さの「(仮称)羽田空港公園」を整備する「羽田空港跡地第1ゾーン都市計画公園事業」の起工式が、6月23日に行なわれた。2028年春の開園を計画している。

東京都大田区による公募「羽田空港跡地第1ゾーン都市計画公園事業」において選定された、6社で構成されるグループ「羽田みらいパークマネジメント」が推進する。同グループは、かたばみ(代表法人)、NTTアーバンバリューサポート、鹿島建物総合管理、現代建築研究所、東京ソイルリサーチ、ランドスケープデザインで構成される。

鍬入れ式の様子

「羽田空港跡地」は、羽田空港の沖合展開事業および再拡張事業の実施に伴って生じた土地で、大田区はこの場所で、交通広場を含む都市計画道路や都市計画公園など、都市基盤施設の配置と整備を進めている。公園計画地は23年にグランドオープンした「羽田イノベーションシティ」の目の前で、ともに「羽田空港跡地地区 土地区画整理事業」の一環となる。

南方面からの俯瞰パース
現在の計画地の様子

所在地は東京都大田区羽田空港一丁目および羽田空港二丁目地内。アクセスは京急・東京モノレール 天空橋駅から徒歩3分。天空橋駅前にはこの地の歴史の案内があり、「1931(昭和6)年に東京飛行場が開港」、戦後、連合国軍に接収された後、「1952(昭和27)年に日本側に一部返還され、『東京国際空港』(通称、羽田空港)となりました」と書かれている。

事業対象地
天空橋駅前の案内

園内には、大きく十字に交差する象徴的な2つの園路を整備。周辺地域との回遊性向上、公園を起点とした交流や賑わいの創出を目指す。

2つの園路は「花の輪(みち)」「時の路(みち)」。花の輪は公園内に円弧を描くように配置する桜並木で、来園者を公園の中心へと導く。時の路は羽田のまちと羽田イノベーションシティを結び、日常の回遊、災害時の避難導線としての役割のほか、地域行事の拠点となる。

花の輪
時の路

公園は、あそびば、民間施設、スポーツフィールド、お祭り広場、管理棟、大屋根で構成され、公園の中心には約7,400m2の芝生広場を整備。羽田空港を離着陸する飛行機を間近に臨み、空との一体感、開放感を感じられる空間とする。

芝生広場

あそびばには、大型複合遊具、どんぐり山、夏期の暑さ対策に配慮した水景施設を整備。車いすにも対応したフラットな仕様とするほか、児童・幼児向け遊具周辺の床材にはゴムチップマウンドを採用する。

あそびば

スポーツフィールドにはパデルコート、3on3コート、スケートボードパーク、多目的広場、ダンスエリアを設置する。

スポーツフィールド
多目的広場

民間施設では飲食店やロボット体験施設を展開。管理棟には休憩スペースや更衣室、授乳室、サイクル/ランニングステーションを設ける。お祭り広場はキッチンカーを設置できるイベント拠点となり、羽田イノベーションシティとも連携する。

公園のイメージを記した計画地の掲示
計画地外周の数カ所に公園オープンの告知があった

式典において鈴木晶雅 大田区長は、「羽田空港に最も近い公園であり、公民連携を活用したこの公園は、大田区の新たな魅力の1つとなる。地域のつながりを育み、有事の際には安全確保における重要な公共空間になる」と説明。「区民にも、羽田空港を利用するお客様にも訪れていただける公園、羽田イノベーションシティとも連動し、大田区の新しい文化を創造し、内外に発信する公園となるよう、夢を膨らませている」と述べた。

鈴木晶雅 大田区長

かたばみ 代表取締役社長 高野博信氏は「地域とのつながりの“縁”、周辺施設とのつながりの“円”、公園から生まれる新たなつながりである“園”の、3つの“えん”をコンセプトに、地域に愛され、思い思いの“えん”がつながるような、魅力ある公園の実現を目指す」と話した。

かたばみ 代表取締役社長 高野博信氏