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iPhoneで夏の花火をきれいに撮ろう 誰でもできる撮影のコツ【2026年版】

今年もいよいよ夏本番、全国各地で花火大会が盛り上がる季節がやってきました。夜空を鮮やかに彩る大輪の花火を見上げると、思わずスマートフォンを向けたくなりますよね。

最近のiPhoneはカメラ性能や画像処理が非常に進化しているため、基本的な設定とちょっとしたコツを押さえるだけで、誰でもいい感じの花火写真を撮ることができます。今回はモデル末期とはなりますがiPhone 17 Proを手に、現場で差がつく撮影術をご紹介します。

過去の記事もぜひ参考にしてみてください。

撮影前に済ませておきたい基本設定

まずは撮影場所に向かう前、あるいは打ち上げが始まる前にiPhoneのカメラ設定を整えておきましょう。

グリッドを表示する

花火撮影で意外と多い失敗が「画面の傾き」です。暗い場所では水平・垂直の感覚が狂いやすく、後から見返すと建物や地平線が斜めになっていて落ち着かない写真になりがちです。

「設定」アプリ >「カメラ」と進み、「グリッド」をオンにしておきましょう。画面上にガイド線が表示されるため、簡単に水平を保てるようになります。花火が打ち上がる位置の構図合わせにも大いに役立ちますよ。

あわせて「設定」アプリ >「カメラ」>「フォーマット」>「写真モード」を 24MP に設定しておきましょう。12MPより少し容量を使いますが、トリミング(切り抜き)時にも画質が粗くなりにくくなります(※バースト撮影時やナイトモード作動時は自動的に12MP記録となります)。より高解像度で残したい場合は同画面の「プロのコントロール」から48MP(HEIF Max / ProRAW)を設定することも可能です。

不要な機能(フラッシュ・Live Photos・RAW)をオフにする

花火撮影時には、下記の機能をオフにしておくと撮影がスムーズに行なえます。

  • フラッシュ: 遠くの花火にスマホのLEDは届きません。手前が白飛びする原因にもなるので必ずオフに
  • Live Photos: 花火が開く一瞬のシャープな軌跡を捉えるため、「オフ」にして連写に集中するのがおすすめです
  • RAW撮影: データ容量が大きく保存に時間がかかるため、次々と打ち上がる花火のテンポに追いつけなくなります。テンポよく数を撮るために通常のHEIFやJPEGで撮影しましょう

現場で実践! 失敗しない撮影の立ち回り

どれだけ最新のiPhoneを持っていても、撮影ポジションが悪いと満足できる写真は撮れません。いい撮影場所を確保するのもテクニックの一つです。

・早めの現地到着: まだ周りが明るいうちに現場に入り、花火が打ち上がる方向や障害物(電線、高い木、人の頭など)がないかを確認しましょう
・風上を選ぶ: 打ち上げが進むと煙が風下に流れて花火を覆ってしまいます。風向きを確認し、できるだけ「風上」に位置取るのがクリアに写す最大のコツです
・安全な足場: 暗くなっても安全にiPhoneを保持できるよう、平坦で落ち着いて構えられる場所を確保してください

明るいうちに下見を済ませ、障害物がなく風上となる安全な立ち位置を確保しましょう

iPhone 17 Proのポテンシャルを活かす望遠カメラ

設定と場所が整ったら、いよいよ打ち上げ本番です。iPhone 17 Proの機能を活用して表現の幅を広げましょう。今回のハイライトとも言えるのが、望遠カメラを活用したディテール撮影です。

花火全体のカットだけでなく、iPhone 17 Proの優秀な望遠カメラを使って「花火が開いた瞬間の核心(芯)」を思い切ってクロップするように狙ってみましょう。中心部から火花が勢いよく飛び散る力強いエネルギーや、色とりどりの光の粒が描く繊細な表情は、肉眼以上に幻想的です。

iPhone 17 Proの望遠カメラは前モデルまでの1,200万画素から4,800万画素へと大幅進化し、センサーサイズも拡大。光学4倍(100mm相当)の素の画質が向上したのはもちろん、48MPセンサーの中央部をクロップすることで、実用的な「光学品質8倍(200mm相当)」での撮影にも対応しました。

これまでのスマホ撮影では引きで全体を撮るのが定石でしたが、この強力な望遠性能を使えば、「花火が開いた瞬間の核心(芯)」を画面いっぱいに捉える迫力の切り取りが可能です。中心部から火花が弾け飛ぶエネルギーや、色とりどりの光の粒が描く繊細なディテールが、驚くほどくっきりと写し出せます。

望遠撮影のコツ

  • 花火が上がる位置を予測し、あらかじめ望遠に切り替えておく
  • 花火が開いた瞬間に「AE/AFロック」(画面長押し)をかけてピントと明るさを固定する

輝度(太陽アイコン)を少し下げてアンダー目(やや暗め)に補正すると、中心部の白飛びを防ぎ、色鮮やかな光の芯をキャッチできます。

望遠カメラで爆発の中心部に迫る。光の密度と弾ける火花のディテールが迫力満点です

「ここぞ!」というシーンでシャッターボタンを押すのが定石ですが、それが難しい場合は、シャッターボタンを左にスライドして連写(バーストモード)で数を撮るのもいいでしょう。

それではどうしてもタイミングが合わない場合の裏技として「ムービーで撮影し、後から最高の大輪が開いた瞬間をスクショで切り出す」方法も非常に有効です。これなら楽チンですね。

とにかく迷わずたくさん撮ってみよう!

iPhone 17 Proを使った花火撮影のポイントをおさらいしましょう。

  • 基本設定: グリッドON、写真モード24MP、フラッシュ・Live PhotosはOFF
  • 場所選び: 早めに到着し、風上で障害物のない安全なポジションを確保
  • 核心を捉える: 進化した48MP望遠カメラ(4x/8x)で爆発の中心部や弾ける光に迫る
  • 最後の手段: ムービー撮影をして、いい瞬間をスクリーンショットして保存する

難しく考えすぎず、まずは打ち上がる花火に向けてどんどんシャッターを切ってみることが一番の近道です。後から写真を見返す時間もきっと楽しい思い出になりますよ。ぜひiPhoneを手に、夏の素晴らしい花火写真を残してみてくださいね!

三井 公一

有限会社サスラウ 代表。 新聞、雑誌カメラマンを経てフリーランスフォトグラファーに。 雑誌、広告、ウェブ、ストックフォト、ムービー撮影や、執筆、セミナーなども行っている。Twitter:@sasurau、Instagram:sasurau