ニュース

羽田空港跡地が公園に 草地広場やスポーツフィールド整備

鳥瞰図

かつて羽田空港があった場所において、3万m2以上の広さの都市計画公園を整備するプロジェクトが始動する。2028年4月の開園を計画している。

東京都大田区による公募「羽田空港跡地第1ゾーン都市計画公園事業」において、6社で構成されるグループ「羽田みらいパークマネジメント」が選定された。同グループは、かたばみ(代表法人)、NTTアーバンバリューサポート、鹿島建物総合管理、現代建築研究所、東京ソイルリサーチ、ランドスケープデザインで構成される。

「羽田空港跡地」は、羽田空港の沖合展開事業および再拡張事業の実施に伴って生じた土地。大田区はこの場所で、交通広場を含む都市計画道路や都市計画公園など、都市基盤施設の配置と整備を進めている。空港跡地では「羽田空港跡地地区 土地区画整理事業」の1つとして、「羽田イノベーションシティ」が20年7月に先行オープン、23年11月にグランドオープンしており、都市計画公園も同事業の一環となる。

事業対象地

都市計画公園について羽田みらいパークマネジメントは、「えん(縁・円・園)」をコンセプトに、地域との関わりや利用者の思い・アイデアをつなげ、ゾーン全体の成長・魅力を波紋のように羽田のまちへ広げ、新たな人々を誘い新たな縁を生み出し、未来へつながる好循環を、公園の設置運営を通して創り出すとしている。

3つの“えん”イメージ

また、隣接する羽田イノベーションシティと連携協定を締結しており、一体となって周辺エリアとの回遊性および羽田エリアの魅力向上を目指す。

整備内容については、利用者の活動ごとに用途を分けられる3つの草地広場、パデルやスケートボードを楽しめるスポーツフィールド、大田区の町工場の技術を生かした実証実験エリア、羽田発のカフェ&ブルワリー、ロボット体験施設等の整備を計画している。

草地広場
スポーツフィールド
実証実験エリア・遊具
ロボット体験施設
複合機能管理棟

所在地は東京都大田区羽田空港一丁目および羽田空港二丁目地内。アクセスは天空橋駅から徒歩3分。面積は32,722.45m2。26年7月頃着工予定。