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povoは“au品質のメイン回線”を狙う 他社回線の品質低下に“勝機”
2026年6月18日 17:07
KDDI Digital Lifeは、「povo2.0」の新たなトッピングやラインナップの刷新、キャンペーンを発表した。6月19日から順次提供される。
povoにおいてプリペイド式で購入するデータ通信容量は「トッピング」と呼ばれ、期間限定ではない恒常的な内容は「いつものトッピング」としてラインナップされている。7月1日から「いつものトッピング」に加わるのは、データ容量が1.32TB、有効期限が1年間という「1.32TB(365日間)」で、料金は39,240円。
このトッピングは、毎月にならすと月110GBになるよう設計。月110GBを3,270円で利用できるとアピールされており、ahamoなど他社の同容量のプランと料金を比較しやすいようにした。また、「1.32TB(365日間)」には、Amazonプライム(1年間)がセットになったトッピングも42,740円で用意する。
これらはpovoをメイン回線として利用するユーザーに向けたもので、大容量のラインナップを恒常的な「いつものトッピング」で拡充した形。一度に支払う料金が高額になることから、分割手数料無料でペイディの12回あと払いも利用できる。
一方で、povoをサブ回線として契約し“もしもの時に備える”という使い方に応えるものとして、小容量が毎月自動購入される「【サブスク】データ追加0.5GB/月」を月額600円でラインナップに追加する。
「いつものトッピング」のラインナップ刷新に伴い7月31日で提供を終了するのは、6,490円の「60GB(90日間)」、12,980円の「150GB(180日間)」、9,834円の「300GB(90日間)」の3つ。
povoを試した後、メイン回線へ移行しているユーザーが増えているとし、新規ユーザー向けキャンペーンも強化する。新規契約のユーザーは、キャンペーンコードを入力するだけで「データ使い放題(24時間)」が10回分プレゼントされるというもので、6月19日からスタート、キャンペーン終了日は現時点で未定となっている。
他社回線の品質低下に勝機
KDDI Digital Lifeは、「povo2.0」の提供開始から5年目を迎えるにあたり、説明会を開催してこれらを発表した。説明会では、約25分間の説明のうち20分間がpovoの特徴や伸長している背景の説明に割かれ、“au回線の品質でサービスを提供していること”に何度も言及されるなど、povoの根本的な魅力が改めてアピールされた。
登壇したKDDI Digital Life代表取締役社長の濱田達弥氏は、メイン回線として利用する(MNPでの新規加入)ユーザーが、2024年下期から2025年下期までの1年間で約1.9倍に伸長していることを報告。メイン回線としての利用に応えるため、1年間トッピングや毎月自動購入のサブスクトッピングの追加、Amazon プライムとのバンドルなど、さまざまな施策を講じてきたことを説明した。
eSIMの普及やSIMロックの原則禁止、MNPワンストップの開始といった市場環境の変化も、povoには追い風となったと指摘。スマートフォンのデュアルSIMの仕様を活用してpovoをサブ回線として使うユーザーは、過去1年間で約1.5倍に伸長しているという。
濱田氏は、povoをデュアルSIMのサブ回線として利用するユーザーは、災害や通信障害に備える目的のほか「メインで利用している回線がつながりにくいことがあるから」という理由が多いことを紹介。他社回線の日常的な品質に大きな不満を持つユーザーが相当数存在していると指摘し、povoに流入していることを窺わせた。
povoが“au回線の品質”とアピールするのも、こうした通信品質に不満を持つ他社回線ユーザーの受け皿になることを狙ったもの。「au回線を使っていることを改めて認知してもらいたい。品質が良い回線が使えることを改めてアピールしていく」(濱田氏)。
技術的には、「au回線の品質」という範囲に、「au 5G Fast Lane」や「5G SA」といった先端的な取組みは含まれていない。ただし「5G SA」については「導入を前提に進めている。早晩導入できるように検討を進めている」(濱田氏)と、今後povoでも利用できるようにする方針。このほかeKYCやeSIM転送なども要望が多いとして対応を検討していく。












