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povo2.0は月額0円から。データや機能をトッピング。街で貯める“ギガ活”も

KDDI、沖縄セルラーは、オンライン専用ブランド「povo」の内容をリニューアル、ベースプランが月額0円でデータ容量などを自由に組み合わせられる「povo2.0」を9月下旬から提供する。また、povoで使うデータ容量をもらう、さがす、あたるといった形で提供する新しい取り組み「#ギガ活」も開始する。

povo2.0は、通話・SMSが従量課金で、データ容量0GB、月額0円のベースプランからスタート。トッピングは、通話、データ、コンテンツの3種類から好みのものを自由に組み合わせられる。

特にデータは、容量に応じて有効期限が7日間~180日間と幅広く、“月額契約で自動更新”というスタイルではなく、随時、必要な分だけ組み合わせる、あるいはまとめ買いのように購入できるのが特徴。トッピングを追加するアプリの操作は簡単にして、トッピングを気軽に追加できるようにした。

またコンテンツのトッピングでも、使いたい分だけを組み合わせるというコンセプトを反映。対象のコンテンツのデータ通信は使い放題になる。スポーツ中継のDAZNでは「DAZN使い放題パック(7日間)」を760円で用意、注目の試合がある週だけ契約して視聴するといった使い方が可能になっている。同様に音楽、ドラマ、アニメ、バラエティなどを楽しめる「smash.使い放題パック(24時間)」も220円で用意する。

なお、povo2.0の開始に伴い、現在提供しているプランは「povo1.0」に改称した上で、新規受付は9月下旬に終了する予定。「povo1.0」のユーザーは利用を継続できる。povo2.0に変更も可能で、その場合はSIMカードまたはeSIMを変更する。

トッピング

データトッピングは、1GB(7日間)が390円、3GB(30日間)が990円、20GB(30日間)が2,700円、60GB(90日間)が6,490円、150GB(180日間)が12,980円。また、データ使い放題(24時間)は330円。

通話トッピングは月額制で、5分以内通話かけ放題が月額550円、通話かけ放題が月額1,650円。

コンテンツトッピングは、DAZN使い放題パック(7日間)が760円、smash.使い放題パック(24時間)が220円。

何もトッピングしない場合、通話料は30秒あたり22円、SMSは送信が1通あたり3.3円(70文字まで)、SMSの受信は無料。0円のベースプランは月間データ容量が0GBだが、送受信最大128kbpsのデータ通信は可能。

キャンペーン

povo2.0の開始に合わせて、事前にエントリーしてpovo2.0のデータトッピングを購入すると、最初に購入した容量に合わせて、最大20GBがプレゼントされるキャンペーンも実施する。エントリーは9月13日から。

au PAYで払うとギガ――ポイントのように街中で貯まる「ギガ活」

日常で使うサービスや街のお店で“ギガ”(データ容量)が貯まるという取り組み「#ギガ活」も開始する。街のお店の利用でもらう、街中やバーチャルイベントで隠れているギガをさがす、お店やオンラインサービスの利用であたるという3種類があり、コンビニや飲食店などの利用でギガを貯められるという取り組みになる。

例えばキャンペーンとして9月下旬からは、ウエルシアで500円以上をau PAYで購入すると、300MB(有効期限3日間)がもらえる。同様にカインズで2,000円以上をau PAYで購入すると1GB(7日間)がもらえる。すき家、ドトールコーヒー、はま寿司、丸亀製麺、ローソンなどでもau PAYの支払いでギガがもらえるキャンペーンを実施する。

au PAY以外でも、一定額以上を利用するとギガがプロモコードを記載したカードでもらえる店舗もあり、銀座deフットサル、BANANA STAND、Reebokなどが対応する。

ほかにも、街中で「かくれpovo」を探して見つけるとギガをゲットできる「FIND povo」も今秋から実施される予定。パートナー企業も募集している。

契約後もユーザーにアプローチ

KDDIの高橋社長

KDDIの高橋社長は、9月13日に開催した発表会で、povo2.0について語っている。高橋氏は「これまで(auなど従来のサービス)は契約するまでに注力し、その後は2年契約の自動更新という形だった。povoでは、ユーザーに“ずっとアプローチし続ける”プランにしたいという想いがあった」とサービスを刷新した背景を説明。ギガ活ではスタートアップや飲食店などを含めパートナー企業から続々とアイデアが出ていることも紹介され、ユーザーにアクティブに使ってもらうことで接点が広がり、ギガ活などで盛り上げ、(政府・総務省からのお仕着せではなく)事業者間の競争でサービスを向上させていくという方針を語っている。