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SpaceXとテスラ、1億平方フィートの超大型半導体工場「テラファブ」着工
2026年8月7日 14:33
SpaceXとTeslaは、米国のテキサス州グライムズ郡に超巨大半導体工場「Terafab(テラファブ)」を着工した。1億平方フィート(約929万m2)を超える製造スペースをもつ、垂直統合型工場で、急拡大するAIコンピューティング需要に対応した半導体生産を目指す。
両社が将来的に必要としているチップ需要は、1TW(テラワット)を超えると見込まれており、これは現在の世界的な供給量を大きく上回っている。この需要と供給のギャップを埋めることがTerafabを設立する大きな理由としている。
1億平方フィートを超える製造スペースを持つ垂直統合型工場が計画され、高度なロジックデバイスとメモリデバイスの製造、パッケージング、テストが行なわれる。これらの要素を1カ所に集約することで、迅速かつ反復的な改善が可能になり、新たなコンピューティングの展開を加速する。
Terafabは、テスラの「Optimus」ロボットや自動運転の「Cybercab」などのハードウェアで使用されるエッジコンピューティングと推論に最適化されたチップに加え、SpaceXの宇宙データセンターの運用向けに設計された高出力チップも製造する。
工場の設立では、同時に「米国に先進製造業を復活させる」ことも掲げている。高度なチップは現代経済の基盤となるインフラだが、世界の半導体生産の大部分は依然として米国外で生産されている。こうした状況を解決するため、米国は高度な製造能力を国内で再構築する計画で、Terafabはハイエンド半導体の製造能力を拡大することでこの取り組みに貢献する。
SpaceXはテキサス州において、Starshipの製造・打上げを行なう「Starbase」など多くの事業を展開している。これによりテキサス州ではすでに5万6,000人以上の直接的および間接的な雇用を生み出し、2024年以降は、推定280億ドル(約4兆4,350億円)以上の経済効果と数億ドルの間接税収をもたらしているという。
Terafabの初期段階では、SpaceXとTeslaが約168億ドルを投資する。将来的に総投資額はさらに増える見込みで、施設では少なくとも3,000人を雇用する。両社は、これまでテキサス州内で採用した従業員の60~80%が地元住民だったとしており、Terafabでも地域雇用を重視する。
1億平方フィート超という製造スペースが実現すれば、Terafabは世界でも例のない規模の半導体製造拠点となる。
Terafab Texas will be the largest and most valuable building on Earth by far.
— Elon Musk (@elonmusk)August 6, 2026
And it will be stunningly beautiful.pic.twitter.com/4NweOqTL7y
