ニュース

「もはやモデル競争ではない」 OpenAI、企業のAI導入で新プログラム

OpenAIは14日(米国時間)、企業におけるAI導入を支援する新たなエコシステム「OpenAI Partner Network」を発表した。システムインテグレーション、経営コンサルティング、テクノロジーなどの各分野でAIリーダーシップを持つグローバルパートナー企業と連携して推進する。

この背景として、OpenAIでは、企業のAI導入では「モデルの能力はもはや制約ではない」との認識を示す。そのうえで、AI導入のため、組織にとって必要なユースケースを特定し、ワークフローを設計し、既存システムと統合しながら、大規模なAI導入を目指す取り組みが必要と説明。OpenAIの技術を組織や事業に合わせて導入するためのシステムインテグレーターらと協力して、導入するための枠組みがOpenAI Partner Networkとなる。

例えば、AgilentへのAI導入にはBCG、eBayはArtium、PaychexはBain、T-Mobileではアクセンチュアなど、OpenAIのソリューションを活用しながら、システム統合や経営コンサルティングなどのAI活用で実績を持つグローバルパートナーが企業導入を担う。OpenAI Partner Networkのために、OpenAIは1億5,000万ドルを投資するほか、2026年末までに30万人の認定コンサルタントを育成予定としている。

同プログラムでは、参加パートナーを「セレクト(Select)」「アドバンスト(Advanced)」「エリート(Elite)」の3つのティアでランク付け。各ティアでは、販売実績、技術力、共同販売への取り組み、導入実績において基準が設けられる。

また、パートナーは、Codex、サイバーセキュリティ、エージェントなど、分野ごとの専門知識を示す「スペシャライゼーション」を取得。顧客企業は、重視するスペシャライゼーションを確認して、支援を要請でき、その領域の専門知識を組織に導入可能とする。

大規模なエンタープライズ案件においては、OpenAIがパートナー数社と共同で試験運用中の「Forward Deployed Experts」(FDE)プログラムも提供。よりOpenAIネイティブな支援を行なえるという。