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寺院・神社向け決済「おまいりPay」 銀閣寺など導入
2026年4月2日 18:04
バリューデザインは4月、京都仏教会と共同開発した寺院・神社専用のキャッシュレス決済サービス「おまいりPay」を提供開始した。4月時点では京都の慈照寺(銀閣寺)、永観堂禅林寺、相国寺承天閣美術館で導入し、順次拡大する。拝観料への対応は2026年7月を予定する。
おまいりPayは、授与品や拝観料など寺院・神社における宗教取引に対応した限定的なキャッシュレス決済。京都仏教会が監修、バリューデザインが運営を担う。クレジットカードはJCB、American Express、Diners Club、Visa、Mastercardに対応するほか、交通系ICカード、QUICPay、iD、楽天Edy、WAON、nanacoなどの電子マネーも利用できる。
特徴として、寺院・神社での利用に限定し、一般的な商用決済と分離した設計を採用した点を挙げる。利用時に各寺院・神社の個別名称を決済事業者へ開示しないことで、「信教の自由」に配慮した仕組みとした。
あわせて、加盟する寺院・神社を限定し、利用額に上限を設けることで過大な決済を抑止する。信者や利用者を犯罪から保護する目的も盛り込んだ。
運営面では、簡易レジ機能や各種管理画面を提供し、寺院・神社の事務作業の効率化を支援する。授与品の取り扱いは4月から順次開始し、今後は拝観・授与品のネット受付や賽銭への対応についても関係各所と協議を進める。
4月1日時点の加盟寺院は、永観堂禅林寺、相国寺承天閣美術館、慈照寺(銀閣寺)。今後は高徳院(鎌倉大仏)、相国寺、鹿苑寺(金閣寺)、教王護国寺(東寺)での導入を予定する。京都仏教会加盟寺院をはじめ、全国の寺院・神社への拡大を見込む。

