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KDDI・ソフトバンク、非常時向け「副回線サービス」終了
2026年2月12日 13:13
KDDI、沖縄セルラーは、「au」「UQ mobile」の個人・法人ユーザーに提供している「副回線サービス」について、法人向けの一部を除き2月25日で新規受付を終了、8月31日(予定)でサービスを終了する。ソフトバンクも同様に個人向けの「副回線サービス」について2月24日で新規受付を終了し、8月24日でサービスを終了する。
どちらも、主な目的としている非常時の通信手段確保について、代替サービスの整備が進んでいることが理由。「副回線サービス」の利用料はKDDI・ソフトバンクともに月額429円。
KDDI
KDDIは、副回線サービスの新規受付と提供終了の理由について、災害時の通信手段として公衆無線LANサービス「00000JAPAN」や、圏外時に利用できるau Starlink Directなど、代替手段の整備が進んでいることを挙げている。
また今後は、通信事業者4社が共同で取り組む、非常時の事業者間ローミング「JAPANローミング」の提供が予定されていることも案内している。
法人向けは、個人と内容が共通の「副回線サービス(一般)」が終了する。ソフトバンク回線を使う法人専用プラン「副回線サービス(タイプS)」、ドコモ回線を使う法人専用プラン「副回線サービス(タイプD)」は今後も提供を継続する。
ソフトバンク
ソフトバンクは、災害時や通信障害時の通信確保に関し、事業者が共同で取り組む「JAPANローミング」が提供される予定であることや、公衆無線LANサービス「00000JAPAN」など、他の通信手段の整備が進んでいることを理由に挙げている。
ソフトバンクも、法人向けオプションサービスの「副回線サービス」については提供を継続する。
JAPANローミングの登場で役目を終える
副回線サービスは、2022年7月に発生したKDDIの大規模通信障害を契機に、KDDIとソフトバンクが協力して開発したもの。大規模な通信障害や災害発生時などで回線がつながりにくいといった非常時の利用を念頭にしたもので、ユーザーが簡単な手続きでソフトバンク/KDDIの回線へ切り替えて、通信の利用を継続できる。
KDDIは副回線サービスを2023年3月から、ソフトバンクは同年4月から提供している。またNTTドコモも、KDDI(au)を利用できる副回線サービスを2023年5月から提供している。
代替サービスに位置付けられる「JAPANローミング」は、かねてから検討されてきた非常時の事業者間ローミングで、2025年度末からサービスが開始される予定。災害などで契約するキャリアのネットワークが利用できなくなった場合、ほかのキャリアのネットワークに一時的に接続(ローミング接続)でき、通信が可能になる仕組み。
副回線サービスはユーザー側の操作が必要で、利用時には電話番号が切り替わり、料金プランや月間データ通信容量なども別途設定されているが、JAPANローミングは、対応する端末について、自動的に救済事業者のネットワークに接続される仕組み。
通信の障害状況に応じて、緊急通報(110/119/118)のみ利用できる「緊急通報のみ方式」と、音声電話やデータ通信も利用できる「フルローミング方式」の2種類が用意される見込みになっている。
「JAPANローミング」の詳細は今後案内される。


