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CIC、10月9日からインターネット開示再開 マイナカードの本人確認必須化

信用情報機関のシー・アイ・シー(CIC)は、不正な申込みの事案発生を受け一時停止していた「インターネット開示」サービスを、10月9日に再開する。再開後は、マイナンバーカードを用いた本人確認が導入され、NTTデータによるアプリ「マイナ Pocket」を活用する。

CICは、ユーザーが自身の信用情報の開示を請求できる「インターネット開示」のサービスを11年から開始しているが、25年4月に本人になりすました開示請求で第三者に情報を開示した可能性があると公表。ネット開示サービスを一時停止していた。

CICはインターネット開示のサービス再開にあたり、不正利用を防ぐため、マイナンバーカードを用いた本人確認を導入する。手数料は500円で、支払手段はクレジットカードとPayPay、楽天ペイ、キャリア決済。

なお郵送による開示申込み(郵送開示)の手数料は500円から1,500円に変更となる。インターネット開示停止中は一時的に1,500円から500円に引き下げていたが、10月9日以降は元の1,500円に戻される。

CICは、クレジット会社の共同出資で設立された信用情報機関で、割賦販売法および貸金業法に基づく指定信用情報機関として唯一指定を受けている機関。主に割賦販売や消費者ローンなどのクレジット事業を営む企業が会員になっている。

【訂正】記事初出時に、10月9日以降の手数料等について誤りがありました(9月24日17:30追記)